こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

休みの日でも特に家から出ることもないのですが、たまには外出しようと思い工場見学に行ってきました。
小学生の頃に行ったパン工場や郵便局以来なので、懐かしすぎてワクワクといったところでしょうか。

キリン 横浜工場

キリンは全国各地に工場を持っていますが、今回選んだのは自宅から一番近い横浜工場。
ここでは一番搾りを作っています。

〒230-0052 神奈川県横浜市鶴見区生麦1丁目17?1

生麦です。日本史マニアにはこの名前はおぉーとなる場所ではないでしょうか。
幕末の頃に生麦事件が起きたところですね。

※となりのポスターが政治のポスターだったので一部加工しています。

思わず写真撮っちゃいました。"生麦"という地名。

最寄りの新小安駅から歩くこと約10分。

キリン横浜ビアビレッジというなんとも素晴らしいネーミングの看板が見えてきました。

たまに外出すると雨なのですが、この日も雨。
ですがそれを吹き飛ばすかのごとく素晴らしい建造物が見えてきます。大企業ってすごいですね。立派!

イングリッシュガーデンのような雰囲気もあり、きちんと手入れがなされています。
こういう場所は気持ち良いですね。

非常に気持ちいい対応を受けていよいよ工場見学。
外国の方から一番搾りの熱心なファンのおじさま達とツアーにでかけます。

ビールは単純だからこそ奥が深い

ビールの原料です。
右が麦芽。左がホップ。一番絞りのウリは通常のビールと比べて麦芽の量が1.5倍。コストがかかっています。
福岡工場では麦芽の精製まで行っているそうです。

麦芽を試食させてくれました。
複数回噛んでいると急に甘く感じるポイントがあります。これだけで酒のつまみにいけるんじゃないかと思いました。けっこう美味しかったですよ。


麦芽を適度に発芽させて成長をストップさせます。
麦芽を砕いてお湯とともに、アミラーゼが働きやすい温度で混ぜ合わせ糖分に変えて行くそうです。
麦芽を食べたら甘かったと書きましたが、麦芽のデンプンが唾液に含まれるアミラーゼの作用により糖分に変わったので甘く感じたのです。

一番搾りのこだわり

次に糖分に変わった麦芽を濾過していきます。
このタンクはその濾過をしている釜です。深さが7mあるそうです。
この濾過の工程において、一番最初に絞り出したものを"一番搾り"と呼び二番目に絞り出したものを"二番絞り"と呼ぶそうです。通常のビールであれば一番絞りと二番絞りを混ぜ合わせて作るそうですが、"一番絞り"は一番目に絞り出したものだけで作っているそうです。なんとも贅沢なビールですね。
写真のタンクは東京や神奈川で売られている一番搾りが全て通過するタンクだそうです。
一生困らないビールの量です。

一番絞りと二番絞りがどのぐらい違うのか気になるところ。

と思っていたらちゃんと飲み比べができました。まだアルコール分はないものです。
左が一番絞り、右が二番絞り。飲んでみると甘みと雑味が全然違いました。
一回目に出したお茶と二回目に出したお茶ぐらい差があります。

工程としてはこのあとにホップを加えて煮たり発酵させたりします。
ビールを保管する貯蔵庫一つぐらい庭においておきたい気分になります。
発酵期間を長くするとラガービールになります。

パッケージングにも気を使う

パッケージングの工程においてもなかなかのこだわりを見せています。
パッケージングを研究している専門の部署まであるというのだから驚きです。
上記の写真は瓶ビールの従来の瓶と近年の瓶。軽量化がはかられています。
缶のパッケージングでも空気で缶を少し浮かせて底面が傷つかないよう工夫をしていたり、最終的にきちんとした分量が入っているかを確認するのは人の目だったりと徹底した品質管理を行っていました。
こだわりに脱帽です。

いざ試飲

一通りの工程の解説をうけたあとはお待ちかねの試飲です。
わーい!ビールビール!

20分の持ち時間で3杯までおかわりをすることができます。
ジョッキではないものの20分で3杯はけっこうきついです。

泡との比率3:7が素晴らしく綺麗です。
もちろん味も最高。一気に一番搾りの虜になってしまいます。

この日は4月12日に発売の新商品も飲むことができました。
なんだか得した気分。

一番搾りシングルモルト

http://www.kirin.co.jp/products/beer/ichiban/products/singlemalt/

イギリス産オーガニック麦芽を使用しているそうです。
新緑の季節にぴったりなビールでした。

缶ビールのほうが苦い?

普段、毎日飲んでいるビールですが、缶ビールのほうが苦いような?と思ったことはありませんか。
思い切ってスタッフの方に聞いてみました。

スタッフ:「缶ビールはそのまま飲むと苦く感じてしまいます。注ぎ方にコツがあるので、その注ぎ方だと苦味が変わりますよ。

泡の中に苦味成分を閉じ込めることによって美味しいビールができるわけですが、缶ビールでそのまま飲むと苦味成分が閉じ込められず苦味を感じてしまうとのこと。
なんだか得した情報!

というわけで、美味しく飲めるビールの注ぎ方を教えてもらいました。

缶ビールの美味しい注ぎ方

ポイントは3度にわけて注ぐ3度つぎ

  1. 綺麗で清潔なグラスを用意します。
  2. なるべく高い位置からゆっくりとグラスに注ぎます。
  3. グラスの中が泡だらけになるので、泡とビールの比率が5:5になるまで待ちます。(ここで待つのがとても重要)
  4. ビールと泡の比率が6:4になるまでグラスの真ん中に落とし込むようにそそぎます。(高い位置でなくていい)
  5. 仕上げに泡がグラスの上に2cmほど盛り上がるぐらいまでゆっくりと注いで出来上がり。

図解はこちら。
http://www.kirin.co.jp/company/rd/result/report/report_020.html

このやり方を家でも実践したのですが、全然味が違いました。目からウロコです。
スタッフのおねえさん曰く、泡がおさまるのを待てない人は2缶用意して一つはグラスに注ぎ、待ちながら缶でそのまま飲むというのも味の違いが楽しめていいですよ。とのこと。おねえさん、ビールが本当に好きそうですね。

さいごに

ここの工場の横にあるレストランではビールの飲み比べもできます。
白ワイン風味のビールから、山椒を使ったビールと様々です。これだけでまぁまぁ酔いますよ。
個人的には山椒とゆずを使ったビールが好みでした。一杯目に飲みたいビール。

これだけ楽しめて、無料だというのだからキリンさん太っ腹です。
5月9日からリニューアル工事をするということなので、気になる方はお早めに。
要予約です。(インターネットでも電話でも可能)

キリン一番搾り横浜工場

http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/yokohama/

ビールというものは生き物です。
麦芽やホップはもちろんのこと温度の変化と敏感に感じ取ることが大事なのだそうです。
生き物とどれだけ向き合えるかということが醸造家の必要な要素だと言っていました。

それでは。