こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

暑い日が増えてきました。
ずーっと冷房の中で仕事できればいいのですが、なかなかそうもいきません。
ニュースを見ていてこの時期から増え始めるのが熱中症の話。
近年は猛烈な暑さになることが多いような気がしています。昔はもっと涼しかったような印象です。

ぼくは工事現場で働いていたことがあるのですが、夏場の現場は本当に大変です。体を守るために長袖着用、重たい腰道具、ヘルメット、軍手と格好としては全然涼しくない。そして力仕事をするので涼しい要素が全くないのです。工事現場の人達はどんな工夫をしているのか考えてみます。

日陰ゼロ、鉄板や鉄筋からの熱の照りかえしはおそるべきものがあります。
こういうところでの作業は本当に身にこたえます。

熱中症とは

熱中症とは、暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称である。本質的には、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全で、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。また、熱中症が原因で死亡する事もある。特にIII度の熱中症においては致死率は30%に至るという統計もあり、発症した場合は程度によらず適切な措置を取る必要があるとされている。また死亡しなかったとしても、特に重症例では脳機能障害や腎臓障害の後遺症を残す場合がある。

引用元:
wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%B8%AD%E7%97%87)

暑い状態にさらされることにより体がついていけなくなり、最悪の場合、死んでしまうこともある状態です。

工事現場で大きな現場だと1,000人ぐらいの職人さんが働いていたりするのですが、7,8月は熱中症一歩手前の状態になる人が毎日2人ぐらいいる印象です。工事現場で仕事をしていると熱中症は身近な症状なのです。

熱中症になる要素

寝不足

言わずもがなですが、寝不足は熱中症になりやすいと言われています。
ただでさえ体力を使う夏ですから、しっかりとした良質な睡眠は大事です。

二日酔い

二日酔いというのは多くの場合、軽い脱水症状になっています。脱水症状を起こしている状態なので、余計に脱水症状を悪化させてしまいます。

下痢をしている場合

こちらも同様に体内の水分量が少なくなる要素です。
下痢は体内からたくさんの水分を排出している状態です。

ご飯を食べてない時

ご飯からも水分を取るので、食べていない時は体内に取り込まれる水分量が少なくなっています。

気温28℃湿度75%以上

気温28℃湿度75%以上になると熱中症が増えてくると言われています。
屋外のほうが熱中症になりやすと考える方は多いようですが、機密性、断熱性の高い現代の家においては屋内でも熱中症になりやすいといわれています。

熱中症対策

熱中症になりやすい工事現場ですから、対策もそれなりに行っています。

水分

水分補給はかかせません。
最盛期にいたっては8時間の労働で1日に3Lの水を飲んでいましたが、それでもトイレに一度も行く気にならない日もありました。
こまめな水分補給が大事です。

工事現場では90分の作業ごとに休憩があることが多いのですが、その休憩以外にも水分補給をするのが日常です。意識的に水分補給するというのが鉄則。

塩分

大量の汗によって奪われるのは水分だけではありません。
汗の中には塩分が含まれており、こちらも失われがち。
工事現場には夏になると塩飴が常備されることが多いです。
現代の日本人は塩分を摂りすぎていることが多いのですが、玉のような汗を大量にかく場合は体内の塩分は外に出て行きますので、大量の汗をかく場合は塩分の補給が大切ということになります。

参考:NHK ためしてガッテンHP
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20110713/index.html

冷やす

熱中症になると自分の力で上手に体温を下げることができないので、それを予防するうえでも効果のあるところを冷やすようなものを使うことも多かったです。


工事現場においては首など直接日差しが当たるような首などにアイスノンのようなものを巻きつけたり、ヘルメットにアルミの反射板を取り付けたり、扇風機付きのジャケットを着たりしています。

冷やすと効果的な場所は太い血管がとおっている場所です。
首、足の付け根、脇は効果的ですね。
脈のそばを冷やすのが大事なことです。

通気性の良い服を着る、適度に着替える

通気性の悪い服を着ていると、汗をかいてもあまり体温が下がらないので熱中症のリスクが増します。休憩中に洗って乾かしている職人さんもいましたが、こまめに着替えるというのも大事です。ぼくの場合、2時間おきに着替えても絞れるほどの汗をかいていましたので、8時間の労働で4枚のシャツを消費していました。

OS-1のような経口補水液

CMなどで登場するOS-1などの経口補水液ですが、飲んだことがある人はわかるかもしれませんが、健康な人間が飲むとぜんぜん美味しくありません。
あれは意図的にそういう味付けになっています。
熱中症状態の人が飲むと美味しく感じるような味付けなのです。
熱中症の疑いがある時には迷わず飲んだほうがいいです。

OS-1

http://www.os-1.jp/handling/

さいごに

昨今の都市部ではヒートアイランドと呼ばれる現象もあり、熱の逃げにくい構造になっています。そして沿岸部にある高層ビルは海からの風を阻害しており、都市部に余計に熱がこもりやすい環境とも言われています。
沖縄よりも東京のほうが暑かったりするのはそういうことかもしれません。

気象庁ヒートアイランド現状の要因
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr_faq/02/qa.html

また節電対策ということで快適な環境を作れずに、熱中症になってしまう人もいます。
節電も確かに大事なのですが、熱中症になってしまっては意味がありません。
クーラーは積極的に使うようにしましょう。

暑い日は動かない。というのが一番いいのですが、仕事だったりすると、どうしてもそういうわけにもいきませんね。意識を少し変えるだけでリスクを減らすことはできます。
熱中症、気をつけましょう。
それでは!