2016/01/29

おとり物件をおとり調査してみました。【続編】

不動産 賃貸部屋探し
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こんにちは田中(仮名)です。

前回、うちの物件がおとり物件に使われていたので、おとり調査で対抗したしたコラムを書きました。
今日はその続編です。
前編がどんな内容だったかは下記のリンクのコラムをご覧ください。

おとり物件をおとり調査してみました。
https://www.kurachic.jp/column/chintai/20160126183000.html

契約済のうちの物件がおとり広告として勝手に使われていまして、その後、不動産仲介会社より弊社に謝罪と物件確認を電話がきたところまでが前回の内容でしたね。

今回はその後のお話。
田中さん(仮名)にどのような電話がかかってきたのでしょうか?

電話がかかってきた。

営業時間も過ぎた夜に田中さんに一本の電話がかかってきました。

業者

◯◯◯不動産の◯◯と申します。田中様(仮名)の携帯でお間違いないでしょうか。

はい。お世話になっております。

田中(仮)
業者

実はお問い合わせいただいていたウイングエムの件なんですが、管理会社と連絡をとったところ既に週末に申し込みが入っておりまして。。。。今回は内見ができなさそうなのですが。

(前回の電話で一週間以上前に契約まで終わっていることは仲介会社に伝えています。)

あっ、そうでしたか。お手数おかけいたしまして申し訳ありません。
申し込みが入っているということは二番手であれば申し込みができるということですね。
二番手申し込みでもいいので内見したいのですが。まだ契約までにはいたってないのですよね?

田中(仮)
業者

はい。契約にまではいたってないようです。
こちらとしても管理会社のほうにきいてみたのですが契約も固そうということで断られてしまいまして。

そうでしたか。それはいたしかたないですね。
お手数おかけしました。ありがとうございます。

田中(仮)
業者

またご希望の物件ありましたら、ご連絡いただければと思います。失礼します。


というわけで、少しだけサラリーマン的、嘘のまじった内容で電話の回答をいただきました。
内容を整理してみます。


◯◯◯不動産のうそ

  • 最近終わったように言われているが、実際にはこの物件もっと前に終わっている。(うそ1)
  • 暮らしっく不動産としては、契約も終わったので募集広告をとっくに終えている。 しかし暮らしっく不動産に申し込みが入っているので、内見を断られたと言っている。(うそ2)
    (実際には、内見の連絡すらきていない)

ここで疑問!

そもそも、なんで「物件をご紹介可能です!」と言ったのか。
暮らしっく不動産の物件情報を勝手に使い確認もせずご紹介可能です!と言い切ったあのメール。


自信満々、びっくりマーク「!」までついています。

追加でメールを送ってみた

このまま終わったのでは疑問は解けないので、電話を切った後で追加のメールを送ってみました。

田中(仮名)から◯◯◯不動産へのメール内容。

◯◯◯不動産
◯◯様
先ほどはご連絡いただきありがとうございます。
ウイングエムの内見ができず残念ではありますがいたしかたありません。
ところで、2点ほど質問がございます。

1. 最初のご案内ではご紹介可能というお話でしたが管理会社様に連絡してみたところ不可ということでしたが、
最初の案内は管理会社様に確認せずにご紹介可能と案内されたということでしょうか?
2. ネットで物件探しをすることが多いのですがネット情報はどの程度信用していいのでしょうか?
( 更新が遅れているという前提ですが)
以上、よろしくお願いいたします。
田中

うまくごまかされた電話だったのでメールを送ります。

メールを送信して数分後、電話がかかってきました。

そして回答の電話が

業者

田中さんでしょうか?◯◯◯不動産の◯◯でございます。

はい。お世話になっております。

田中(仮)
業者

メールをいただいた件なんですけども。。。

はい。

田中(仮)
業者

週末に物件情報を見た時に物件が空いていたのでご紹介可能です。とご案内させていただきました。
また、管理会社の営業時間が過ぎていたので、その日は確認ができなくて。。。

(それだったら、確認してからご紹介可能というべきだと思う。。。)

そうですか。御社のネットの物件情報はあまり、あてにしてはいけないということですね。

田中(仮)
業者

(suumo等)ネットの更新頻度は一週間に一回程度なのと、この時期(引っ越しシーズン)なので落とし忘れや遅れることはあります。

そうですか。ちなみにですが、管理会社に確認せずに紹介可能と言うことはよくあるのですか?会社の営業方針やサラリーマンとしては苦しい部分もあるかもわからないですけど。だって、最初で内見不可とわかっていればこの後の無駄なやり取りはいらないわけですよね?

田中(仮)
業者

会社の営業のやり方として、管理会社に確認せずに"ご紹介可能"と案内することはケースバイケースで行われることも正直あります。。。。。ご迷惑おかけしてもうしわけありません。。。そして貴重なご意見ありがとうございます。

そうですか。いろいろと聞きづらい質問をしまして申し訳ありません。疑問に思ったので質問させていただきました。それではまた機会がありましたら、よろしくお願いいたします。

田中(仮)
業者

失礼いたします。

失礼いたします。

田中(仮)

というわけで電話終了。
確認もせずにご紹介可能とすることはケースバイケースである!との回答をいただきました。
なんて適当なんでしょう。

これがおとり物件の現実です。

最後に

門傳義文

人物紹介:門傳義文
暮らしっく不動産の社長。 「不動産をわかりやすく伝える」をコンセプトに、不動産会社「ラインズマン」を設立。
メディア「暮らしっく不動産」を運営するほか、相談者とともに悩み、考える住まい選びの"プロ"として活動している。
宅建のほか、FPの資格も保有。また、趣味で作曲、編曲なども行い、ベースの教則本も執筆している。

暮らしっく不動産の門伝です。

今回の記事の経緯などを最後に書きたいと思います。


今回、おとり物件として広告されていた物件は、新着物件として募集をされていました。
スーモでは、1週間以内の公開、更新のものが新着物件として掲載されます。 

今回おとり物件の広告の更新日は1月21日。
しかし実際には1月17日には物件の募集は終わっています。

スーモの更新は自動更新ではありません。 意図的に公開を操作しないといけません。
17日に終わっていて、21日に更新したとことろを見ると、意図的な情報操作、「おとり物件」として広告を出していたしていたと考えられます。
(実際、弊社の物件以外にも終わっている物件を掲載していました)

この時期、不動産繁忙期ということで、物件も動くのが早いです。
しかし、確認もしないで、内見できる、物件もある、というのはまた別問題。

来店が無いことには、次の物件紹介にも繋がらないという不動産営業の事情から、こういう強引な手法が増えているのだと思います。
しかし嘘をついてまで、集客するような方法はどうなんでしょうか。
部屋を探している人にとっては、無駄な時間です。 
部屋を探している人は、これから引越になるのでいろいろな事に時間が必要です。 仕事以外にやることも増えます。
不動産屋というのは、こういうところも汲んであげて、スムーズに引越、移動をお手伝いすることだとは思うのですが。


見たい物件が急に無くなった、内見当日に急に見れなくなった。 これはおとり物件商法です。
このようなパターンに持ち込まれたら、不動産屋を考え直した方が良いかと思います。

今回、この内容を記事にするのは正直悩みました。
しかし、あまりに多いおとり物件の実情を知ってもらおうと思い、公開に踏み切りました。
この時期に、部屋を探す人、弊社に来店されるお客様、また友人、知人など。 
いろいろな人が、おとり物件に騙され、貴重な時間を無駄にしています。

残念ながら、おとり物件はなかなか減らないと思います。 
国土交通省、各ポータルサイト(スーモ、ホームズ、アットホームなど)が注意喚起をだしていますが、未だイタチごっこのような形です。

今回の記事で、騙される人が少しでも少なくなればと思います。
こういうインチキ不動産取引が無くなることをせつに願います。

おとり物件を撲滅しよう!

おとり物件を見つけた人は、ハッシュタグ「#おとり物件」でみんなにしらせましょう!
騙される人が少しでも減りますように。

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著者
暮らしっく編集部
暮らしっく編集部

不動産業界についての情報をタブーなくお届けする編集部スタッフです。

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