【2026年 部屋探し】フリーレント物件は本当にお得?最新データ分析

【2026年 部屋探し】フリーレント物件は本当にお得?最新データで傾向を徹底分析!

暮らしっく不動産です。
2026年に向けて、新生活のためのお部屋探しを検討されている方も多いのではないでしょうか。

物件検索をしているとよく目にする「フリーレント(家賃1〜2ヶ月無料)」という言葉。
一見とてもお得に見えますが、「何か裏があるのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるはずです。

そこで今回は、暮らしっく不動産が独自に集計した直近の市場データ(2024年10月〜2025年9月) をもとに、フリーレント物件のリアルな実情と、損をしないための賢い選び方を解説します。

1. そもそも「フリーレント」とは?

フリーレントとは、入居後の一定期間(0.5ヶ月〜2ヶ月程度)、家賃が無料になる契約形態のことです。

Q. なぜ大家さんはタダにするの?

A. 「家賃そのもの」を下げたくないからです。
大家さんが早く空室を埋めたいと考えた際、家賃自体を下げてしまうと、すでに入居している他の住人との不公平感が生まれたり、物件全体の価値(資産価値)が下がったりしてしまいます。
そこで、「家賃は据え置きのまま、入居特典として最初の数ヶ月を無料にする」という手法が取られています。

2. 【最新データ】高田馬場〜早稲田エリアの賃貸市場分析

では、実際にフリーレント物件はどれくらい市場に出回っているのでしょうか?
高田馬場〜早稲田周辺の賃貸物件(約2,300件)を対象に調査を行いました。

▼ 初期費用を抑える物件の出現率(全2,253件中)
(分析期間:2024年10月〜2025年9月)

分析項目 割合 (%) 頻度の目安
フリーレント物件 4.39% 約23件に1件
敷金・礼金0 物件 13.00% 約8件に1件

【分析結果】
今回の調査では、フリーレント物件の割合は 4.39% でした。
コロナ禍(2021〜2022年頃)には8%を超えることもありましたが、現在は市場が落ち着き、「23件に1件あるかないか」という希少な存在になっています。

一方で、同じく初期費用を抑えられる「敷金・礼金0(ゼロゼロ物件)」13.00% と、フリーレントよりも約3倍見つけやすい傾向にあります。

3. フリーレント物件のメリットと「隠れた注意点」

「家賃無料」は魅力的ですが、契約前に知っておくべきリスクがあります。

メリット
  • 初期費用が劇的に安くなる
    浮いた家賃1〜2ヶ月分を、引越し代や家具家電の購入費に充てられます。
⚠️ 注意点(デメリット)
フリーレント物件を検討する際は、以下の3点に注意が必要です。特に1番目の違約金は要確認です。
  1. 「短期解約違約金」がほぼ確実に設定されている
    「タダで住んで、すぐ退去」を防ぐため、「1年未満(または2年未満)の解約時は、無料にした家賃分(または家賃1〜2ヶ月分)を違約金として支払う」という特約が付きます。
  2. 家賃設定が相場より高いことがある
    無料期間がある分、月々の家賃が相場より少し高めに設定されているケースがあります。長く住めば住むほど、トータルコストが割高になる可能性があります。
  3. 無料になるのは「家賃」のみ
    一般的に「管理費」や「共益費」は無料期間中も支払う必要があります。

4. 結論:どんな人におすすめ?

最新データを踏まえると、フリーレント物件は以下のような方に最適です。

  • 「手持ちの現金が少なく、とにかく初期費用を抑えたい」
  • 「転勤や引越しの予定がなく、2年以上は確実に住む」
  • 「契約書の『違約金条項』をしっかり理解・確認できる」

逆に、「1年程度で引っ越すかもしれない」「細かい契約条件の確認が面倒」という方は、無理にフリーレントを探すよりも、「敷金・礼金0物件(市場の約13%)」や、「純粋に月々の家賃が安い物件」を選んだほうが、トータルでお得になる可能性が高いです。

2026年のお部屋探しにおいて、目先の「無料」だけでなく、退去時まで含めたトータルコストを見極めることが大切です。
暮らしっく不動産では、お客様のライフプランに合わせて「本当に賢い選択」をご提案いたします。

💡 次のステップ:シミュレーションしてみませんか?

もしよろしければ、「検討中の家賃」と「住む予定の年数」を教えていただけませんか?
「フリーレント付きの物件」と「通常の家賃が安い物件」、どちらがトータルでお得になるか、簡単な試算(シミュレーション)を行うことも可能です。