こんにちは、暮らしっく不動産の門傳(もんでん)です。
先日、開催された「日管協フォーラム2025」に、運営のお手伝いとして参加してきました。
私は日管協総合研究所の委員を務めさせていただいており、今回も実行委員の一人として関わらせていただきました。
フォーラムに参加してここ数年、強く感じるのは「AI」に関する話題が急速に増えていることです。
数年前までは、「不動産会社って、まだFAXを使ってるんですか?」と揶揄(やゆ)されることも少なくありませんでしたが、業界全体としてDX(デジタルトランスフォーメーション)がようやく本格的に進んできたと実感しています。
今回のフォーラムでも、AIを活用した業務効率化に関するセミナーがいくつも開催されており、業界全体の関心の高さが伺えました。
2025年11月11日に開催された「日管協フォーラム2025」では、協賛企業によるセミナーも含め、少なくとも5件のセミナーが「AI(人工知能)」や「生成AI」を主要なテーマとしていました。
具体的には、以下のようなセミナーが開催されていたようです。
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不動産管理に効く生成AIの力!! (IT・シェアリング推進事業者協議会)
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賃貸仲介業ビジネスモデル徹底討論〜AIの進化で役割は変わる?~ (賃貸管理リーシング推進事業者協議会)
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【協賛】AI経営OSセミナー 〜10年先を生き残る不動産の未来〜 (株式会社クラスコ)
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【協賛】不動産業界に迫る”AI”2025〜今できること・やるべきこと (株式会社カナリー)
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【協賛】入居者アプリ×BPO×AIで実現する未来の賃貸管理 (株式会社スマサポ)
このほか、AI関連のソリューションを提供する企業がブース出展(セミナーとは別枠)を行っていた例もあり、フォーラム全体としてAIへの関心が高かったことが伺えます。
暮らしっく不動産のDX「裏側」を少しだけ
最近、他業種の方やお客様から、「中小企業の不動産会社として、どのくらいDX(デジタル化)を使っているの?」とご質問いただく機会も増えてきました。
そこで今回は、業界全体でDXが進む中、私たち暮らしっく不動産が日々の業務でどのようなツールを活用しているか、その「裏側」を少しだけご紹介します。
※大したものは使っていません!
1. 業者間コミュニケーション
- スマート物確・スマート申込
物件の空室確認(物確)や入居申込のプロセスをデジタル化し、お客様や取引先様とのやり取りをスムーズに、スピーディに行えるよう活用しています。
2. データ・資料管理
- Google Workspace
社内の情報共有、スケジュール管理、資料作成・管理の基盤として活用しています。 - Dropbox
お客様や関係者様との間で、大容量のデータや資料を安全に共有するために利用しています。
3. AI(人工知能)の活用
- Gemini (Google Workspace連携)
- ChatGPT
「AIって実際のところ、どうなの?」というご意見をいただくこともありますが、個人的には、有料版のしっかりしたAIツールを使うことで、すでに「かなり実用レベルにある」と感じています。
もちろん、メール作成の補助や資料の要約、ブログの構成案作成など、現時点ではあくまで「アシスタント」としての活用がメインです。
しかし、AIはものすごいスピードで進化を続けています。
この流れを考えると、今後「使わない手はない」というのが正直な感想です。
まとめ
不動産業界も、新しい技術を積極的に取り入れ、変化していく真っ最中です。
私たちも、こうした便利なツールは積極的に活用し、それによって生まれた時間を、お客様へのご提案や丁寧なコミュニケーションなど、「人にしかできない価値」の提供に一層注いでいきたいと考えています。
今回の記事が、何かの参考になれば幸いです。
