2025年を振り返って - 暮らしっく不動産の原点

こんにちは、暮らしっく不動産の門傳です。

2025年も残すところあとわずか。今年も本当にたくさんのお客様、オーナー様、そして関係者の皆様に支えていただきました。
心から感謝しています。

年末の大掃除でオフィスの資料を整理していたら、会社を立ち上げた頃(もう10年以上前です)に書いたメモが出てきました。
そこには、この会社を始めた理由、私たちの「原点」が書かれていました。

今年最後のコラムは、少し昔話をしながら、私たちが大切にしている想いについてお話しさせてください。

もくじ

1. 大家さんの一言が、すべてのはじまりだった

暮らしっく不動産を立ち上げる前、ある知り合いの大家さんから言われた言葉があります。

「物件を任せたいんだけど、心から信頼できる不動産屋がいないんだよ」

この一言が、すべてのはじまりでした。

もちろん、世の中には誠実で素晴らしい不動産会社もたくさんあります。
でも残念ながら、売上優先で情報を隠したり、契約を急かしたりする業者が存在するのも事実。そんな業界の現実に、大家さんは疲れていたんです。

その言葉を聞いたとき、私は決めました。

「それなら、自分が信頼できる不動産屋を作ろう」

2. 「普通」を、もう一度考え直す

そのときに掲げた理念が、今も変わらない私たちのスローガンです。

「普通のことを普通にやる」

ここで言う「普通」は、不動産業界の常識じゃありません。
お客様が日常生活で当たり前だと感じている、世間一般の感覚のことです。

たとえば――

  • メリットだけじゃなく、デメリットもちゃんと伝える
  • 専門用語を使わず、わかりやすく説明する
  • 急かさず、納得いくまで検討してもらう

こういうことって、他の業界では「当たり前」ですよね。
でも不動産業界では、時としてこの「当たり前」が守られていないことがある。

創業から10年以上が経ち、時代は大きく変わりました。
AIが進化し、オンライン契約が当たり前になり、情報のスピードは格段に上がりました。

それでも、人が住まいを探すとき、住まいを売るとき――人生の節目において、「信頼」の重要性は変わりません。

だからこそ私たちは、これからも「普通のことを普通にやる」不動産屋であり続けたいと思っています。

3. 2026年も、あなたの「信頼できる不動産屋」でいたい

昔のメモを読み返しながら、創業時の熱い気持ちを思い出す良い機会になりました。

2025年は、法律の改正や市場の変化など、不動産業界にとっても動きの多い一年でした。
来たる2026年も、私たちは「情報の透明性」を何より大切にし、皆様にとって一番相談しやすい不動産のプロフェッショナルでありたいと思います。

不動産のことで迷ったとき、「信頼できる不動産屋がいないな」と困ったときは、ぜひ暮らしっく不動産を思い出してください。

私たちが考える「普通の対応」で、誠心誠意サポートさせていただきます。

本年も大変お世話になりました。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

それではまた来年。

この記事を書いた人:門傳義文

暮らしっく不動産 代表
業界の最新動向を調査・分析する公益財団法人日本賃貸住宅管理協会の「日管協総合研究所」の委員も務める、不動産のプロフェッショナル。

保有資格:宅地建物取引士、賃貸不動産管理士、ファイナンシャルプランナー2級

お部屋を「貸す側」と「借りる側」の双方の視点から、実践的なアドバイスをお届けします。