【実録】家賃発生日はどれくらい待ってもらえる?実際のデータから見る平均と交渉のコツ

こんにちは、暮らしっく不動産の門傳です。

ついに引越しシーズンに突入!ということで、不動産屋も忙しくなってきました。

さて、この時期よくある質問の一つがこれです。
「家賃発生日は実際どれくらい待ってもらえるの?」

「解約の都合で、1ヶ月待って欲しい」
「今は1月だけど、3月からにして!」

人それぞれ事情があると思いますが、実際のところどうなのでしょうか?
今回は、僕の過去の経験則に加え、直近の契約事例(メール履歴)から算出した「実際の平均日数」も交えて、リアルな実情をお伝えします。


結論:東京都心の平均は「約2週間〜3週間」

まず結論から言うと、東京の賃貸契約において、審査完了から家賃発生日(契約開始日)までの期間は「2週間」が目安です。

これまで「だいたい2週間くらいかな」という感覚値でお話ししていましたが、今回改めて弊社で取り扱った事例やメール履歴をランダムに抽出して集計してみました。

審査完了から家賃発生日までの平均データ

  • 全抽出データの平均: 約21.1日
  • 特殊事情(工事待ち等)を除く平均: 約16.3日

やはり、「審査が通ってから約半月(2週間ちょっと)で家賃が発生する」というのが、東京の不動産ルールの「相場」と言えそうです。


【ケース別】実際の事例を見てみよう

「2週間」はあくまで平均です。物件のタイプや管理会社、時期によって、この日数は大きく変わります。
いくつかのパターンに分けて、実際の事例を紹介します。

1. 【最短コース】1週間〜10日(大手管理会社・即入居可物件)

大手管理会社や、すでにクリーニングが終わっている「即入居可」の物件は、契約までのスピードが非常に早いです。

  • 経堂のマンション(管理:大手管理会社N社)
    期間:7日
    事情:最短設定での契約。
  • 駒込の物件(家賃9.5万)
    期間:10日
    事情:仮申し込みが入っていた関係や、家賃が下がった直後ということもあり短めの設定に。
  • 武蔵小山のマンション(管理:大手管理会社T社)
    期間:12日
    事情:即入居可物件のため、スムーズに手続き進行。
ここがポイント
大手管理会社や人気物件は、事務処理もシステム化されており、「審査完了=即契約手続き」となるケースが多いです。ここで「1ヶ月待ちたい」と言うと、他の方に決まってしまう可能性が高くなります。

2. 【平均コース】2週間〜3週間(一般的な賃貸物件)

最も多いのがこのパターンです。

  • 高田馬場の物件(家賃6.4万)
    期間:14日(2週間)
    事情:繁忙期(1月中旬)での交渉。希望は1ヶ月先でしたが通らず、平均通りの着地に。
  • 港区東新橋の物件(管理:弊社管理物件)
    期間:20日
    事情:比較的ゆとりを持って調整できたケース。
  • 世田谷区深沢のマンション(管理:大手管理会社T社)
    期間:21日
ここがポイント
「空室期間を短くしたい」オーナー様と、「引越し準備をしたい」入居者様のバランスを取ると、このあたりに落ち着くことが多いです。

3. 【長期・交渉コース】1ヶ月以上(郊外・特殊事情あり)

稀ですが、1ヶ月以上待ってもらえるケースもあります。

  • 新宿エリアの店舗物件
    期間:31日
    事情:店舗物件などは準備期間が必要なため、住居よりは比較的調整が効きやすい傾向があります。
  • 東武練馬の物件(家賃6.2万)
    期間:1ヶ月
    事情:都心から少し離れたエリアで、空室期間が3ヶ月ほど続いていた物件。
  • 代官山のマンション
    期間:55日
    事情:前の入居者の退去待ちや工事期間が含まれていたため、特例的に長くなりました。

交渉を成功させるために大切なこと

事例を見ていただくとわかる通り、「1ヶ月待ってほしい」という希望を通すのは、特に繁忙期(1月〜3月)の都心部ではかなりハードルが高いのが現実です。

しかし、東武練馬の事例のように成功するケースもあります。その要因は主に以下の3つです。

  1. 土地柄
    都心部から離れると、少し大らかな大家さんが増える傾向があります。
  2. 空室期間
    「3ヶ月以上空室が続いているなら、早く決めてしまいたい」という大家さんの心理が働くと、交渉の余地が生まれます。
  3. 事情を正直に話す
    これが一番大切です。「なんとなく先延ばしにしたい」ではなく、しっかりとした理由を伝え、こちらの誠意を見せることが交渉の第一歩です。

最後に

家賃発生日は、物件の状況、管理会社のルール、そして時期によって千差万別です。
無理な交渉をして審査に落ちてしまっては元も子もありません。

プロとして、物件ごとの「調整の余地」を見極めながらアドバイスさせていただきますので、事情がある方はまずは正直にご相談くださいね。

それでは、今日はこのあたりで!