こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

3月ももう終わりだというのに、今日の東京は冷たい雨が降っています。
個人的にはいまだ電気毛布が手放せず、毎朝、布団から出たくない病と闘っています。

物件をまわる順番

さて、今日は内見する物件の順番のお話。ネットで様々な賃貸情報を勉強している皆様にはご存知の情報かとは思いますが、不動産屋の営業の人って内見する順番にもストーリーがある!というお話。
例えばその日に3件内見に出るとします。
そうすると回る順番は。

  1. そこそこの物件
  2. 微妙な物件
  3. 一番いい物件

このように回ると言われています。
ネットで見ていて「へぇーそんな面倒なことをしているんだ」と思いました。
暮らしっく不動産ではそのようなことはしません。

暮らしっく不動産でまわる順番は効率のいい順番

いい物件かどうかは 、ぼくらスタッフの観点とお客さんの観点は異なります。
ぼくらが良いと思う物件とお客さんがいいと思う物件は異なるのです。

初期費用が安く済む物件がいいのか、築浅で内装が綺麗であれば少々初期費用がかかっても良いと思う人もいるでしょう。
そういう意味では良い物件というのは主観的な概念なのです。

そういう意味もあって、暮らしっく不動産では物件をまわる順番は効率のいい順番です。
高田馬場にあるお店から出発して時計回りもしくは反時計まわりでなるべく最小の時間で戻ってこれるようにルートを考えています。

極力電車で行きます

極力、電車で内見に行きます。

「なんでわざわざ歩いていくのか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが最寄駅からのルートや距離感、近所のお店、街の雰囲気は車で回ったのではわかりません。
物件がよほどの距離離れていれば車を使うこともあるのですが基本は電車+徒歩です。
ですので、内見に来られる際は動きやすい服装と靴をおすすめします。
個人的な感覚だとお客様にもよりますが一回の内見で2kmから5kmは歩くことが多いです。 軽いウォーキングです。

それに普段の生活は「徒歩と電車」ですよね?

車での生活圏の場合は、内見方法も変えますが、「電車と徒歩」での通勤、通学のお客様の場合は、なるべく電車で内見することをおすすめしております。

物件には様々な種類の鍵管理方法がある

いざ内見!といった場合でも管理している物件によって様々な鍵の管理方法があります。
これが物件をまわる上で重要なキーポイントだったりします。

現地対応

現地対応と呼ばれるものです。

キーボックスと呼ばれるものや、オートロックの番号を電話で聞いて解錠して部屋を見るパターンです。
管理会社の人に電話で聞くのですが、たまに担当者に間違った情報を教えられてなかなか入れない場合があります。
いろいろな物件がありますが、これが一番多いパターンのような気がします。

立会い

管理会社の担当さんに鍵を開けてもらうパターンです。

向こうの担当さんと時間のすり合わせをしないといけないので少々手間です。
メリットとしては管理物件でわからないことは直接聞けるということ、初期費用でかかってくるものや、近所のお店の情報なんかも教えてくれる場合もあります。企業によっては鍵を開けるだけのバイトの人が来たりする場合もあります。
物件情報の間取り図では見えない管理物件のいいところを教えてくれるので一番情報が得やすいですね。

鍵取り

これは管理している不動産屋に鍵を取りにいくパターンです。
物件から近い場所の不動産屋さんに鍵があればいいのですが、たまに物件と管理会社の距離がとても離れていて、時間を大幅ロスする場合があります。先日も3kmほど離れた場所まで鍵を取りに行き、物件を見た後に返却というパターンがありました。鍵取りの場合は物件を見たらすぐに返さないといけないので、最寄駅→管理会社(鍵借り)→物件→管理会社(鍵返却)→駅→次の物件というルートになります。

例えばどういうルート?

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実際の物件の住所を使うわけにはいかないので、お店や公共施設を物件に置き換えてみた場合のシミュレーションです。


出発地点 暮らしっく不動産(高田馬場3丁目)
1.新宿区役所落合保健センター
2.新宿西落合郵便局
3.コモディイイダ中野店


上記のようなパターンですと、1.新宿区役所落合保健センター→2.新宿西落合郵便局→3.コモディイイダ中野店の順番で回ります。
1.新宿区役所落合保健センター→2.新宿西落合郵便局の距離感で全部歩いたほうがいいのか、一度駅に戻り電車を使ったほうがいいかは悩ましいところですが、このぐらいの距離であれば徒歩15分ほどだと思われますので、一度駅に戻って電車を待って行くよりは歩いたほうが早そうですね。路地裏にあるスーパーなんかを発見することもあってこれから住む上では参考になります。

鍵取りの会社が遠いと効率が一気に悪くなることも

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切手の博物館が鍵取りの業者の場合で内見が終わったらすぐに鍵を返却してくださいのパターンの場合、出発地点 暮らしっく不動産(出発地点)→切手の博物館(鍵取り)→1.新宿区役所落合保健センター→切手の博物館(鍵返却)→2.新宿西落合郵便局→3.コモディイイダ中野店というルートになります。
全部徒歩で歩いた場合だと歩く距離が約、倍の距離になってしまいました。

見せ方のストーリーはいらない?

人によっていい物件、悪い物件の基準が異なるのであれば、営業マンが成約を上げるためのストーリーは必要ないと暮らしっく不動産では考えています。

それよりも一件でも多く、気になる物件を見てもらって物件の違いや物件の情報をインプットしてもらったほうがお客さんにとって有益なのではないか?と考えているのです。
不動産の世界でも自動車の販売の世界でも、営業の世界では様々なプレゼンテーション方法や成約を上げるためのストーリーがありますが、近年はお客さん自身が情報をインプットして取捨選択をする時代になってきています。
ネットで調べて買い物をするような感覚でしょうか。

部屋探しで有益な情報はいくらでも提供できますので、そこから先の物件の選択はお客様自身で行ってこそいい部屋探しです。
不動産屋に都合のいい部屋は、お客様のためになっているのか?というところを考えてみてはどうでしょうか?

それでは。