こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
昨日、入社された皆様、おめでとうございます。
今年は入社式が金曜日だったので一日出社して休日ですね。
慣れない場所で緊張続きだったと思うので休みの日にリフレッシュできるのはいいことです。
さて、来週からはビジネスマナーの研修がはじまるところも多いはず。
色々なサイトでビジネスマナーについて書かれたサイトや本はあるのですが、今日はこれだけはおさえておきたいマナー4点をご紹介しておきます。
新人さんでも覚えておきたいビジネスマナー4点
1.基本の席位置
まずは基本編。
上の図はとある事務所を上から見たもの。赤い色は椅子を示しています。
ビジネスマナーにおいて目上の人から座るものとした場合、どのような座り位置になるか考えてみましょう。
基本なのでほとんどの方が正解になるかとは思いますが、正解を発表します。
入り口に遠いほうから上座になるので、このような順番。
下のものは入り口のそばに座ります。
2.宴会の席位置
宴会の席などでも同じで下のものは入り口のそばです。
オーダーをとったり、いらないお皿を下げたりします。
サラリーマン世界における新人を交えた飲み会というのはゆっくり飲んでる暇もないわけです。
(ぼくはゆっくり飲んでましたが。。。)
新入社員歓迎会という名の配属先を決めるための人物調査飲み会だったりすることもあるので気をつけてくださいね。
3.ビールの注ぎ方
以外と知らないのがビールの注ぎ方。
ジョッキで飲むビールは非常に美味しいですが、大手企業などの宴会だと生ビールが出てくる確率は非常に低いです。
瓶ビールが多いです。
「えっ、普通に注げばいいんじゃないの?」
ビジネスマナーでは一応、ルールがあります。
ビール瓶がなかったのでドレッシングの空き瓶で代用。
普通に注ごうことすると片手で瓶をつかんで注ぐ形になるのですが、これはNGです。
撮影の都合上、右手の形が美しくありません。申し訳ありません。
大事なのは、ビールなどのラベルを見せるということ。
"これから飲もうとしているのはこういう飲み物ですよ。"と相手に見せてあげるのが大事なのです。
もう少し上級レベル
居酒屋に行くと、「キリンにしますかアサヒにしますかサッポロにしますか?」なんて聞かれることがあります。
飲みたいものを飲めばいいのですが、接待だとそうもいかない。
例えばネットでアサヒビールを調べてみるとこんなことが書かれています。
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 5.21%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 4.23%
旭化成株式会社 3.88%
第一生命保険株式会社 3.50%
富国生命保険相互会社 3.45%主要子会社 アサヒビール株式会社 100%
アサヒ飲料株式会社 100%
株式会社エルビー 100%
アサヒグループ食品株式会社 100%
ニッカウヰスキー 100%
さつま司酒造株式会社 85%
もし仮に、あなたが旭化成株式会社の社員の方を接待するとします。
その時に選ぶビールの銘柄は?となればアサヒビールを選ぶのが原則です。
旭化成といえばサランラップのような化学素材やヘーベルハウスのような住宅事業を手がける会社です。
ビールとはなんら関係がないように思えるのですが、株主という概念から考えると旭化成株式会社はアサヒグループの会社になります。そこでアサヒビールを選べば自社商品や関係性、経済をわかってる人だなとなるわけです。
もちろん接待する相手が大のキリンビール好きだったらキリンビールの方がその人には喜ばれるのでキリンビールのほうがいいかもしれないですね。
4.名刺
社会人になると持たされるものの一つ。名刺。
名刺交換も研修でよくやりますね。
名刺を出す位置は相手の位置よりも下に出すのが基本です。
印籠のように見せたり、片手で渡したりしてはいけません。
マナーの本質は相手に心地よく過ごしてもらうこと
どの業界でも使えるこれだけは覚えておきたいマナー4点をご紹介しました。
もちろんこの他にもたくさんのマナーがあります。業界によっても異なりますし、会社によっても異なります。
転職者であれば前の会社では当たり前だったことが今の会社では非常識だったなんてこともよく聞く話。
ぼく個人も転職した時にメールの書き方で注意されたことがありました。
A社
いつもお世話になっております。暮らしっく不動産の徳留です。
まず前回ご来店いただいた際にお伺いしていた◯◯の件に関して。。。
B社
To:◯◯様
Cc:◯◯様
Fm:徳留いつもお世話になっております。暮らしっく不動産の徳留です。
本日お話させていただく内容は下記3点になります。
・◯◯について
・◯◯について
・◯◯について
「ToやFm(Fromのこと)がないと本文をいちいち全部読まないといけないので不親切!あと要点が見えない。これも本文を全部読まないといけないから大変。普通、ToやFmつけるし要点書くでしょ。」
当時、営業からIT技術屋になった時のこと。
上から順番に読んで文章の温度感を知ることが大事な営業のメール術に対して、本文を全部読まなくても要点がわかるような書き方を求められる技術屋のメール。会社や業種が違えば"普通"の概念は簡単に変わるのです。
その時々の状況において相手が求めているものに対して心地よく応えられるかどうかというのがマナーの本質。
世代や時代において常識は簡単に変わってしまうので、絶対というものはありません。
でも今日書いた4点は向こう30年ぐらいはまだ通用するんじゃないかなぁと思います。
マナーの先生に怒られないように!
それでは。