こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

突然ですが、月の土地って誰のものでしょうか?
アメリカが月面着陸を成功させたのでアメリカのものでしょうか?

宇宙法に記述がある

1967年に制定された宇宙法というものがあるのですが、これにきちんと記述があります。

第二条 月その他の天体を含む宇宙空間は、主権の主張、使用若しくは占拠又はその他 のいかなる手段によつても国家による取得の対象とはならない。

出典:JAXA
http://www.jaxa.jp/library/space_law/chapter_1/1-2-2-5_j.html

国連総会決議2222号で1967年10月10日に発効されたものです。
2012年現在で26カ国が署名をし批准が101カ国というもの。
これによればいかなる国家も所有してはならないと書いてあります。
誰のものでもありません。

個人だったらいいのね?

実はそこに目をつけたおじさんがいました。
アメリカ人のデニス・ホープという人。
彼の会社のホームページを見てみると下記のような記述がありました。

月の土地を販売しているのは、アメリカ人のデニス・ホープ氏。 (現アメリカルナエンバシー社CEO)
同氏は「月は誰のものか?」という疑問を持ち、法律を徹底的に調べました。すると、世界に宇宙に関する法律は1967年に発効した宇宙条約しかないことがわかりました。
この宇宙条約では、国家が所有することを禁止しているが、個人が所有してはならないということは言及されていなかったのです。
この盲点を突いて合法的に月を販売しようと考えた同氏は、1980年にサンフランシスコの行政機関に出頭し所有権の申し立てを行ったところ、正式にこの申し立ては受理されました。
これを受けて同氏は、念のため月の権利宣言書を作成、国連、アメリカ合衆国政府、旧ソビエト連邦にこれを提出。
この宣言書に対しての異議申し立て等が無かった為、LunarEmbassy.LLC(ルナ・エンバシー社:ネバダ州)を設立、
月の土地を販売し、権利書を発行するという「地球圏外の不動産業」を開始しました。

出典:ルナエンバシーjapan (http://www.lunarembassy.jp/shop/about)

1エーカー2,700円で販売中

先ほどご紹介したルナエンバシー社では1エーカー2,700円で販売しています。
1エーカーってどのぐらい?って思う方もいると思うので単位換算しておきます。

1エーカー=4,046m²=約1,224坪=2,448畳

地球の日本の土地を買うよりもよっぽど安いです。
1坪あたり2.2円です。
暮らしっく不動産のお店のあるあたりは1坪約220万円なのでそれを考えると格安です(笑)

実は買ったことある

もう随分と昔の話ですが、ぼくは人にプレゼントしたことがあります。
その話を飲み屋でした時の女性陣の反応。

「もらってもねぇ。」

「使い道がねぇ。」

「バッグとかコスメとか実用的なやつがいいよねぇ。」

はい。散々な言われようでした。世の中そんなもんみたいです。
興味がある方はいつか来るであろう未来のためにどうぞ。
ちなみに火星の土地も売りに出ているらしいです(笑)

ルナエンバシージャパン

http://www.lunarembassy.jp/