こんにちは暮らしっく不動産の門伝です。
繁忙期も終わって、ここ数日は落ち着いた日々に戻りつつあります。
さて、今日はこんなニュースが。
てるみくらぶ破産、渡航中止を呼びかけ 9万人に影響も(朝日新聞)
「受験前最後の韓国旅行が......」格安海外ツアー、発券トラブルに巻き込まれた女子高生の悲しみ(BuzzFeed)
格安旅行会社、てるみくらぶが破綻したとのこと。
私も以前、母から「ここ安いよ!」ということで使ったことがあります。
春の旅行を楽しみにしていた方々には、悔しくて悲しい出来事です。
何かしら良い形で解決することを祈るばかりです。
今回の件、旅行会社が倒産、破産してしまった場合などは、協会などから供託金で補償することになっています。
てるみくらぶが加盟していたのは、日本旅行業協会。
https://www.jata-net.or.jp/travel/info/qa/bond/170324_terumiinfo.html
早速、ウェブで案内を出しています。
「弁済限度額 1億2千万円」とあるこの金額のなかで、弁済をしていく形となります。
記者会見を見る限り、旅行者の損害は99億円とも言われているので、全然足りないですよね。
おそらく1%くらいが返ってくることになると思います。
不動産屋が倒産した場合は?
不動産業も供託金を預けないと営業が出来ないことになっています。
本店1,000万円。
支店がある場合は、500万円。
(※協会に入っている場合は、本店60万円、支店30万円。これで上記と同じ効果。)
この供託のことは、重要事項説明書に書いてあります。
この赤く囲ってあるところが、それです。
この供託してある、協会、供託所から取り戻すこととなります。
とは言え不動産取引の額にしては小さい1,000万円ほどしか供託していないので、買う時などは注意が必要です。
仲介の場合は、そこまでの損害はでないとおもいますが、不動産業業者が売主だったりする場合は注意が必要かと。
今後、新築マンションなどでそんなこともあるのかもと思います。
格安など、安いところにはやっぱりリスクはあるということです。
不動産で言うと、仲介手数料無料とかバンバンに打ち出しているところなどでしょうか。
さいごに
記者会見をYoutubeで少し見ていましたが、「直接の取引が増えて、売上が・・・」とコメントがありました。
確かに、最近は直接の予約のほうが安くて便利になりましたもんね。
そして広告費が大きな負担となっての破産とのこと。
これは不動産の仲介も同じような流れになってくるのはないかと、個人的には思います。
今回、知人も30万円ほど被害にあっています。
せっかく貯めたお金が、一瞬で消える。 楽しみだっただろう家族旅行が・・・。
本当に悲しいニュースです。
こういう時に消費者が守られる社会になって欲しいなと思います。
今日はこのあたりで。