こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

引越し前はなにかとばたばたしているもの。
ライフラインの手続き、区役所、業者、新しく買う家具を見にお店へ行ったりと、ともかく日程調整が大変。
一人暮らしの方であれば、仕事をしながら一人で全部やる事になりますね。
少しでも効率的に引越しを進めるために、事前に家具配置の簡単な設計をしてみましょう。

もくじ

1.事前に設計する意味

引越し前に家具配置を設計する意味を考えてみましょう。

1-1.事前に設計をしていない場合

想像してみてください。
引越し当日引越し業者が荷物を運び込みます。
家具配置を全く考えていない。もしくは曖昧なので、部屋の空いているスペースに荷物を積んでいくことになります。業者がひきあげた後に大量の荷物を一人もしくは友人や家族と整理していくことになります。位置が全く決まっていないので配置しては元に戻し、配置しては別の場所に移動するを繰り返すことになります。筋力を鍛えたい人にはうってつけの状況ですが、少しでも早く落ち着いた生活をしたい人にはおすすめできません。

1-2.事前に設計をしている場合

想像してみてください。
引越し当日引越し業者が荷物を運び込みます。
家具配置は事前におおまかにでも決めてあるので業者への指示もスムーズです。
業者がひきあげた後に、一人や友人や家族と家具の移動もスムーズに出来、無駄な筋力を使う必要もありません。

2.必要な道具

次に必要な道具を紹介します。

三角スケール

設計者や営業マンの間では"さんすけ"と呼ばれることが多いです。
大型の文房具店やホームセンターに行くと売っています。通常の定規とは異なり、1/100や1/50といった縮尺の図面を読んだり、線を引いたりすることができます。
読む場合はその図面がきちんと的確な縮尺になっていることが前提です。
不動産屋で渡される図面の多くは、用紙サイズに合わせてプリントされており縮尺が異なることが多いので注意です。


文章だけではわかりづらいと思いますので、読み方も載せておきます。
下の写真は1/50の図面です。1/50の"さんすけ"に合わせてみましょう。
バルコニーの横幅が2600mm=2.6mということがわかります。


筆記用具

いわゆる筆記用具です。
消しゴム、シャーペン、細めのサインペン、普通の定規です。
シャーペンは厳密にいえば0.3mmのほうが設計者の方が細かな線をひけますが、家にあるものでかまいません。0.5mmでも大丈夫です。なんなら鉛筆でもかまいませんが芯が尖っているもののほうが正確に線を引くことができます。

メジャー

工事職人の中には"コンベックス"という呼び方をする人もいます。
家具や部屋の寸法を測るのに使います。
洋裁で使うような布のやつは使いづらいので、金物のほうが向いています。
大きなものを測るときには押さえる人もいるので二人掛かりですが、最近はレーザーを飛ばして一人で測れる機器もあります。暮らしっく不動産にも一台あります。写真右のやつです。


3.モノのサイズを知ろう

それでは線をひいてみましょう。
と言いたいところですが、設計をするにあたってもののサイズを知る必要があります。
メジャーを使って引越し先に持っていくモノのサイズを知っておく必要があります。
引き出し机や、椅子、ベッドの寸法をまずは測っておきましょう。

ハウスメーカーの設計者はラフなプランを書く時には目安となる数字が大体頭に入っています。


オフィスチェア450mm×450mm
シングルベッド1000mm×2000mm
洗濯機置場700mm×700mm
一人暮らし用の冷蔵庫500mm×600mm
廊下や扉の幅900mm
はきだし窓の横サイズ1800mm

まだ買うモノが決まっていない場合はこういう数字を参考にするのもいいかもしれません。
もしくはインターネットサイトで購入を考えている家具や家電のサイズをメモしておいてもいいです。

これを知らないと、都合のいいサイズの椅子を後々図面に書き込むことになります。
廊下がずいぶんと広いなと思っていたら、書き込んであったTVが10cm程度のものであったりします。
家具類は何も知らない人に図面を描いてもらうと、なかなか楽しいサイズの家具になるものです。

4.不動産屋の図面はあてにならない

例として僕の住んでいる物件の図面を使いたいと思います。


下の図が僕の家の図面です。不動産屋でよくもらえるやつですね。


外側のバルコニーのサイズは横幅が2600mmなのですが、プリントしたものに、さんすけを当ててみます。

まずは1/100サイズのさんすけで採寸。
3600mmといったところでしょうか。合っていませんね。
次に1/50サイズのさんすけで採寸してみましょう。




1/50スケールのさんすけ採寸した時に1800mmといったところでしょうか。
あってませんね。というわけで前述しましたが不動産屋でもらう図面の縮尺はあてになりません。


これはやはり自分で書いた方が早そうです。

5.設計図面のひきかた

5-1.設計図面のひきかた

設計図面のひきかたを説明します。
まずは契約が決まって部屋に行った時などに部屋の内側の寸法を不動産屋さんからもらった図面に書き込みます。こんな感じでしょうか。


それを三角スケールを使ってざーっと書き写した図面が下の図面。
1/100だと小さいので1/50がおすすめです。
厳密にいうと壁や柱の中心で壁の厚みを考慮して図面をひくのですが、今回は壁の内側に家具を置くために図面をひいているため、今回は壁の厚みは考慮しません。あくまでも内側の線で書いています。


5-2.家具を配置する

次にこの図面にさんすけを使って、家具の位置を書き込んでいきます。
3.モノのサイズを知ろうの項目で採寸したやつです。
1/50のさんすけで図面をひいているので、家具の寸法も1/50でひきましょう。
家具を配置したものがこちらです。


多少の誤差(10cmぐらい)はあるかと思いますが、大まかな配置ができるので、色々と予測がたてやすいですね。こたつとクローゼットの間が750mmと少し狭目ですが、一人暮らしなので少々我慢といったところ。キングサイズのベッドやソファを置くのは難しそうですね。

5-3.引越しして微調整

これは引越し当日の写真です。この後ラックを組み立てましたが、きちんとおさまりました。
もちろん微調整は入ります。残念ながら惜しくも入りきらなかったものはその場で考えるしかありませんが、何もやらないより随分とスマートに引越しがすすみます。

6.さいごに

引越しを少しでも効率的に、しかも希望の配置で行いたい場合の一つのやり方です。
少しでも参考になればと思います。
最初は思い通りに線が引けなかったりしますが、何度か練習しているとだんだんうまくなっていきますのでご安心を。




それでは。