こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

突然ですが、エレベーターの中に設置されている鏡、何のために設置されているかご存じでしょうか?一時期、テレビやネットで話題になっていたのでご存じの方も多いかもしれません。

今日はエレベーターの話を書いていこうと思います。

身だしなみを整えるためのものではない?!

よく聞く回答なのですが、エレベーターに設置された鏡は身だしなみを整えるためにエレベーター会社がサービスでつけたものであるとか防犯上ついているとかそういう回答をよく聞くのですが、それははずれです。

答えを言ってしまうと、"車椅子の人のための設備"です。

エレベーターの中身を上から覗いた図だと思ってください。
車椅子に乗っている人以外5人乗っていたとします。混んでいたり、エレベータの中が狭いと、車椅子を回転させることができません。車椅子の人は正面からエレベーターに乗車し、降りる時にはバックででなければいけません。
ですが、狭いエレベーターの中ですから、後方を確認することが難しいですね。そのために鏡がついているのです。車でいうところのルームミラーのような役目を果たしているのです。

ネットで書いてあるだけだと信憑性が薄いので、日本エレベーター協会のホームページを見てみます。
http://www.n-elekyo.or.jp/contact/

お問い合わせが多いのかホームページの中にもきちんとQ&Aに記載されていました。

エレベーターの歴史

ふと、いつからエレベーターってあったのだろう?と思ったので調べてみました。エレベーターは紀元前からあったようでロープと滑車で動かすタイプのものが開発されていたとのこと。ローマ皇帝にいたっては宮殿の中に人力で動かすタイプのものを作らせて使用していたようです。

では今のような電気式エレベーターはいつから登場したのか?
wikipediaの記述によれば1889年とのこと。1889年って言われても実感がわかない!という人のために書いておくと、1889年は日本でいうところの明治22年。中央線の前身となる甲武鉄道が開業して、今の関西学院大学が創立されて任天堂が創業した年。そして一番大事なのは大日本帝国憲法が2/11に公布された年です。

日本で憲法の整備とかしていた頃には、アメリカでは電動機式のエレベーターの開発がなされていたんですね。
教科書などでよく見ますが、こうやって紐付けていくと繋がりがわかりますね。
ちなみに日本で初めてのエレベーターは1890年11月10日に浅草の凌雲閣というところに設置されたのが日本初だそうです。(これにより11/10はエレベーターの日となる)

エレベーターのロープ

これはとあるマンションに設置されているエレベーターを巻き上げるロープです。
このロープは定員の10倍の重さに耐えられることが義務付けられています。
よく映画などでロープが切れて、エレベーターが落ちていくシーンがあるのですが、そんな簡単にはロープは切れません。

定員一人あたり何kgで計算されているのか?と気になる方もいると思うので書いておきますが、65kgで計算されています。ぼくが工事現場で使っていた時は重たい体重の人がとても多かったので定員にならなくてもブザーがなっていて上階への移動に時間がとてもかかったのを覚えています。

ホームエレベーター

最近では戸建て住宅の中にエレベーターをつける人もいますね。
家庭内エレベーター。特に東京のように上に伸ばすしかないような土地では重宝されます。

これはとある戸建て住宅に設置されたエレベーターの巻上機。
先ほどのマンションから比べると小型です。

家庭用のエレベーターを下から見上げたもの。
かごの横にガイドレールのようなものがついていますね。揺れを抑制したりする働きがあるものと思われます。

工事用エレベーター

マンションの工事現場などで一時的に使うエレベーターです。


一度に1tぐらい運べた記憶です。ロングスパンと呼ばれています。
あくまでも工事現場で使うものなので、乗り心地は最悪で、けっこう揺れるうえにフェンスのような素材でできているため、高所恐怖症の方にはしんどい乗り物です。運転は手動運転でレバーを操作している間だけ動きます。

さいごに

エレベーターの鏡の話をもとに、いろいろなエレベーターネタを書いてみました。
世の中にはいろいろなエレベーターがあります。こういう工業製品はつきつめて考えていくと設計者の知恵のようなものが結集されていて見ていて面白いです。

話を最初に戻しますが、エレベーターの鏡は身だしなみを整えるためでも、防犯上でもありません。
車椅子の人がいたら、少しだけ配慮して鏡が見えるようにしてあげるといいかもしれませんね。

それでは!