こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。



若い人にはイマイチな評価の和室なのですが、話しをしてみると住んだことはないけどイメージとしてなんとなく避けたいという方が多いようです。
ぼく個人としては20年近く和室の部屋で育っているので、フローリングのほうがどちらかといえば違和感があったりします。

こちらの物件はもともと和室だったものをフローリングに変えたもの。
やっぱり需要としては和室よりもフローリングのようです。

和室のメリット

  • 素足で歩ける
  • 日本古来からあるので日本の気候に合っている。
  • 調湿効果あり
  • フローリングよりも遮音効果がある
  • 寝転がれる
  • 夏涼しく、冬暖かい
  • 畳に座るのでイスの数を気にしなくていい

和室のデメリット

  • 跡がつくので支点ものの家具を置けない
  • 湿気を吸収するぶん、ハウスダストやダニの住処になりやすい
  • フローリングに比べて畳返しなどのメンテンンスが必要

一長一短ではありますが、和室はメリットが多いです。

畳の歴史

畳の歴史が知りたくなったのでwikipediaをのぞいてみました。

平安時代までは板床に敷くクッションの一種のような感覚で使われていたが、室町時代に入ると、書院造の登場によって部屋全体に畳が敷かれる様式があらわれ、移動されることがなくなった畳はより分厚く重くなり、茶道の拡大に伴い、正座と共に普及していった。

出典:wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B3)

最近ではフローリングの上に敷くタイプの畳が流行っていたりしますが、平安時代にすでにそのようなスタイルがあったんですね。原点回帰みたいなもんですかね。

構造

昔は藁を板状に編んで加工していたようですが、とても重たかったりするので、真ん中の部分を発砲ウレタンとよばれる硬い発泡スチロールのようなものを使っていたりします。

参考写真:wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B3#/media/File:Tatami_sectional_view.jpg)

この素材だと軽い上に断熱性、遮音性にすぐれているので合理的です。
工事現場にいた経験からいえば発布ウレタンを敷くだけでお尻が暖かい椅子になります。
工事現場の寒さしのぎとしては重宝します(ホームセンターでも売っています。)

最近では、カビやダニの発生をおさえるために和紙を加工した畳も出ています。
一部のハウスメーカーで標準仕様です。
踏み心地は本物からすると劣りますが、メンテナンス性を考えると非常に有効。

サイズ

江戸間、京間といった言葉は聞いたことがあるかもしれません。
細かい説明はしませんが、一畳のサイズが異なっているのです。これは地方によって異なるようです。
では団地やマンションなどで使われるサイズ(団地間)はどういったものなのか?
団地間とは850mm×1700mm=1.445m2のものをいうようです。



これに対して、不動産広告のルールとしては1.62m2以上のものを1畳としています。
不動産広告は色々と基準が厳しいのです。

不動産広告のキャッチコピーにはルールがあります。

https://www.kurachic.jp/column/chintai/20160212184000.html

不動産図面などでは畳と帖を表記が違うことも多いのですが、これを調べてみたものの振り切れた説が点在していて、これといった厳格な差を見出すことができませんでした。

  • リビングと和室の違いを明確にするために使い分けている
  • 実はどちらも一緒、表記者の表現の違い

このような説がありました。

和室でのインテリア配置のコツ

以前に個人的に調べていたことなので、出典は覚えていないのですが、フローリングが椅子生活なのに対して和室の畳は直接座る生活。
ここでの大きな違いは何でしょう?

視点が変わる!

ということなんです。
椅子に座った時の視点。床に直接座った時の視点はまったく違いますね。
ということはインテリアや家具においても変える必要があるということです。
和室の場合は低めにインテリア配置をする必要があります。テーブルの高さはもちろんのことテレビの高さも変えるといいと思います。
旅館の和室をイメージしてみてください。座って生活することを念頭においた配置になっていると思います。

マンションに作られた現代的な和室。
和洋折衷な取り合わせ。

ちなみにですが、マンションのリフォームなどをする時に和室と洋室だと、どちらがお金がかかると思いますか?
どれぐらい豪華にするかによっても大きく異なるのですが、一般的に言われているのは和室にするほうがお金がかかると言われています。洋室に比べて和室は造作物が多いからです。
部品点数が多い分コストがかかるということです。

つい先日、開業5周年を迎えた九州新幹線。
こちらの内装インテリアは九州産の素材を使ったものが多いのですが、畳の原料となる"い草"を使った簾です。洗面台に取り付けられていました。
熊本県が"い草"の一大産地なのでということだと思います。

さいごに

新しい畳の匂いって安らぎますよね。
いつでもゴロゴロできますし、家でゆっくりと凄すごしたい人にはぴったり。
賃貸の場合、和室有りの部屋は築年数が古いので家賃も比較的安めです。
住まい方さえあえば、案外住みやすいものです。

それでは。