こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるのはご存知の方も多いでしょう。
ですが大会で使用した施設をどのように利用するかというところまで気にする人は少ないような気がします。赤字続きの箱物施設になってしまい、税金の無駄遣いだ!という意見をテレビでは耳にしますが2020年の大会後はどうなるのでしょうか。

東京都のホームページを見てみると東京オリンピック・パラリンピック終了後のモデルプランが発表されていました。

選手村は中央区晴海に建築

img_201604041725274ac2a1978ef1c996b913086c74c3c5b84b9af058.png

選手村が計画されているのは中央区晴海。
上記の地図で赤く塗りつぶした部分のようです。

ここに板状のマンションを建てて選手の宿泊施設とするそうです。
高さとしては14Fから17Fのものを検討しているとのこと。

大会終了後は分譲・賃貸合わせ約6,000戸のまちに

選手の宿泊施設として使用したマンションはそのまま住居として賃貸や分譲住宅として売りに出たり貸し出すと東京都は発表しました。

選手村時代には仮設エリアとして使用していた部分には新たに高層タワーマンションを計画しています。
板状のマンションが14から17階建ての高さだったものに対して高層タワーマンションは50階建てを計画しています。

また、新たに4階建ての商業施設や学校、消防署なども建築予定で、一つのまちとして整備していく計画であることがわかりました。

住宅棟   板状マンション22棟(14階から17階建て)

     高層タワーマンション2棟(50F建て)

総戸数は約6,000戸を計画

商業棟  複合ショッピング施設(4階建て)

その他   学校や消防署

事業協力は2020 晴海Smart City グループ

施工や計画は2020 晴海Smart City グループと名付けられたチームで行われます。
どのような会社が入っているのか見てみました。

代表会社   三井不動産レジデンシャル株式会社

構成会社   エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社、新日鉄興和不動産株式会社、住友商事株式会社、住友不動産株式会社、大和ハウス工業株式会社、東急不動産株式会 社、東京建物株式会社、野村不動産株式会社、三井物産株式会社、三井不動産株式会社、三菱地所株式会社、三菱地所レジデンス株式会社

大手のデベロッパーの名前が並びます。こういう大きな事業は100年先でも名前が残るので(宣伝効果があるという意味で)少々利益が薄くても参加する意義がある。という話しを聞いたことがあります。これだけ大手が名を連ねていますが、うまく取りまとめるのはかなり大変そうですね。

お台場や武蔵小杉のような街になる?

サービス付き高齢者向け住宅やシェアハウス、家具付き賃貸アパート、病院や保育所の整備も検討しているようなので、若い人から老人までもが住めるような一つのまちを形成しようとしているのがわかります。

エネルギーも家庭用燃料電池を設置するほか、水素ステーションを整備し、水素自動車に対応しようとしています。

まだ計画段階なので少々てんこもりなイメージもありますが、どこまで実現するのでしょうか。
人気のエリアとして地価が上昇するのか、海沿いで住みづらいと人気がイマイチになるかどうかはわかりませんが、うまくいけば武蔵小杉やお台場のように人気のマンションエリアになるかもしれません。

海沿いのマンションを狙っているという方は2021年ごろをめどに購入されてはいかがでしょうか。

東京都オリンピック・パラリンピック準備局 

2020年に向けた東京都の取組-大会後のレガシーを見据えて-
http://www.2020games.metro.tokyo.jp/taikaijyunbi/torikumi/legacy/index.html

大会終了後の住宅棟モデルプラン

http://www.2020games.metro.tokyo.jp/taikaijyunbi/torikumi/facility/sensyu/modelplan/index.html

それでは。