こんにちは暮らしっく不動産の門伝です。
熊本で大きな地震がありました。 九州でここまで大きな地震が起こったことに驚いています。
これ以上被害が広がらないように祈るばかりです。

さて今日は不動産屋の話題。
「物件数No.1」について。

物件数No.1、物件多数って本当?

「物件数No.1」「地域一番の物件数」という看板を見るけど、あれって本当なんですか?

このような質問をよく受けます。

紹介できる物件が物件数という解釈

賃貸物件は基本的にレインズ、業者用のアットホームATBBに登録されます。
業者用のデータバンクみたいなもので、ここに募集中の物件が載っています。

今回はレインズで高田馬場駅周辺の物件をみていきます。

今日2016年4月16日11時現在で、500件以上の物件が募集中。
ここには大家さんが依頼している不動産屋さんの名前も出ます。
この件数を集計すれば物件数No.1の不動産屋がわかります。

詳しく見てみると、一番物件を持っているところで100件ほど。 
いわゆる老舗の不動産屋さんです。
その他一般的な不動産屋の平均は10から20件ほど。 街中にある不動産仲介会社では管理物件を持たないところもあります。

本当の物件No.1の不動産屋さんはは、わざわざ「物件数No.1」という看板は出しません。
物件数No.1」の不動産屋なんて存在しないからです。
老舗の落ち着いた不動産屋さんは「No.1宣言」はしません。

「物件数No.1」宣言は、地方のおみやげ屋さんである「元祖」争いのようなものです。
紹介できる物件数でいうなら、どこも同じ。 どこの不動産屋でも「物件数No.1」です。
「物件数No.1」を大々的に広告しているところは、「紹介できる物件が多い」という解釈での広告というのが本当のところ。

さいごに

不動産取引は金額も大きいことから、競争も激しくあの手この手で広告を打ってきます。
本当の広告を見抜いて、いい部屋探しがにつなげて欲しいと思います。

それではまた。