こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
今日のテーマは"賃貸の必要書類"です。
初めての賃貸だったりすると必要書類の多さにびっくりするかもしれません。
びっくりというよりは、家借りるだけなのにめんどくさい。。。と思うかも。
ですが、そこは契約、様々な書類が必要になります。
申し込み時
1.申込書
絶対必要になるのが申し込み書。
これもどんな用紙でもいいわけではありません。
仲介会社の書式でいい物件もありますが、管理会社の書式でないと受け付けないというところもあります。これは物件次第です。
書く内容も物件によってまちまちですが、一般的に書く内容は下記のような形。
契約者情報
- 名前
- 住所
- 連絡先
- 生年月日
- お勤め先名前
- お勤め先住所
- お勤め先電話番号
- お勤め先資本金
- お勤め先従業員数
- お勤め先設立年数
- 年収
- 勤続年数
連帯保証人様情報
- 名前
- 住所
- 住居の状態(持ち家、社宅、賃貸)
- 生年月日
- お勤め先名前
- お勤め先住所
- お勤め先電話番号
- お勤め先資本金
- お勤め先従業員数
- お勤め年数
- 年収
えっ?そんなことまで何で書かなければいけないの?
と思うかもしれませんが、それなりの理由があったりします。
今回は黒字の部分について解説します。
勤続年数
長くお勤めであれば問題ないのですが、勤続年数が短いと「入ったばっかり。長く続けられる?合わないから辞めますとならない?」と審査時に思われます。仕事を辞める=収入が無い=家賃払えないと考えられてしまいますので、それを確認する意味でも勤続年数を聞かれるのです。
そんなの転職したばかりや新入社員だと圧倒的に不利だ!となりそうですが、大丈夫です。
そのような人達は労働条件が書かれた書類、給与明細三ヶ月分、預金通帳のコピー三ヶ月分、内定通知書等を追加書類で提出することによって証明すればOKです。その書類がいるかいらないかは、管理会社or大家さん次第です。
連帯保証人の住居の状態
連帯保証人は契約者が万が一、家賃を払えなくなった時に代わりに家賃を支払う義務が生じる人のこと。もし連帯保証人が賃貸に住んでいる場合は、連帯保証人自身が家賃を支払ったうえで、契約者の家賃も支払えるのか?という状態を審査会社は考えます。
持ち家で居住年数が長ければいいですが、連帯保証人の収入が低く賃貸に住んでいる場合は、果たしてこの人は連帯保証人としての責務が果たせるのか?という解釈になってしまいます。それを推測するうえで必要な情報になってきます。
2.身分証明書のコピー
申し込み時に必ず必要な書類2点目になるのが身分証明書のコピーです。
免許証でも保険証でもパスポートでもいいですが、なんらかの身分証明書が必要になります。免許証の場合だと裏面は住所の変更をした時に書き込まれる部分なのはみなさんご存知だと思われますが、記載がなくても裏面のコピーは必要なのでお忘れなきようお願いいたします。
申し込み時に必要な書類のまとめ
- 申込書は必須。書く内容が細かいので事前に調べておくことが必要。
- 身分証明書は表と裏のコピーが必要
- 収入を証明するための書類が追加書類として必要になってくることもある。
契約時までに必要な書類
無事に審査がとおって初期費用の入金も完了。あとは契約と鍵の受け渡しとなったとします。
契約までに揃えておく必要がある書類もあります。
1.入居者の住民票
多くは発行されて3ヶ月以内のものとなっていることが多いです。
審査が通ったら役所に取りにいきましょう。
最近だとコンビニで取得できる区もあるようですね。
2.連帯保証人確約書
契約者が家賃を払えない時に支払いの義務が生じる連帯保証人。
実は契約者が勝手に書いていただけ。ということがあるとトラブルが発生した時に困ってしまいます。その意味あいで連帯保証人に連帯保証人確約書というのを書いてもらうことがあります。契約者に渡して契約日までに書いてきてもらうケースもありますが、物件によっては管理会社から直接、連帯保証人の住んでいる家に送付され返送いただくケースもあります。
3.銀行口座のわかるものと銀行印
家賃の引き落としをする際に必要です。
通帳を持っていきましょう。また自動引き落としの場合、その書類に記載のうえ銀行印を押す必要が出てきますので、お忘れなく。
4.連帯保証人の印鑑証明書
契約者が家賃未払いの場合、支払う義務が生じるのは連帯保証人と書きましたが、連帯保証人確約書に押された実印が本物であるかどうかを証明するための印鑑証明書です。
いざという時に責任の所在をはっきりとさせておくために必要なものですね。
偽造だから、支払い義務はありませんー!と逃げられてしまっては大家さんは困ってしまいます。そういう意味で、確実性をきすために必要な書類です。
5.連帯保証人の収入証明書
物件によってはというところですが、連帯保証人の収入証明書を求められる場合もあります。貸す側の心理として考えてもらいたいのですが、売買と違って売ったらおしまいというものではなく、契約期間の間、確実に賃料を払ってくれる人でないと貸したくないですよね。人間、生きていれば色々なことがあります。
- 病気になった
- ケガした
- 会社が潰れた
- ともかく金がない
- etc
どんな理由であれ大家さんからすると困ってしまうもの。
そんなリスクを避けるための確実性なのです。それを証明するために連帯保証人にも収入証明書の提出が求められることもあります。
契約時に必要な書類まとめ
- 未払いリスクは避けたい大家さんの気持ちを考えましょう。
- 意味の無い書類はありません。どれも必要な書類です。
- 連帯保証人の書類を揃えるのには時間がかかります。事前に話しをしておきましょう。
自分の大切なものを貸すと考えたら?
自分が大切にしているモノを思い浮かべてください。
人に月々いくらかで貸すとします。(しかも知らない人)
もし傷つけてしまったら?もしお金が滞納されたら?連帯保証人が偽物だったら?
と思うと、確実に身元がわかって、きちんと連絡が取れて、きちんと支払ってくれる人に貸したいと思いませんか?
無職になっちゃって今月払えない!
無いものは無いんだよ!
未納が続いて訪問してみたけど、いつもいない。そして電話も出なくなった。
こんなリスクは避けたいですよね。
そうなるとやっぱり証明してくれるのはきちんとした書類。
二年間という間、人の資産を借りる以上、お互い気持ちよく貸借りしたいですね。
ぼくの大切なものは自作したエレキギターですが、「だって壊れちゃったんだもん。しょうがないじゃん。しかもそんな修理費出せないし」なんて言われたら。。。と思うとぞっとします。