結論:内見に行く前に、地図アプリの路上写真で駅前と物件のまわりを見ておくと、街の雰囲気が合わない物件を先に外せます。
ここが大事:住むのは1軒です。私自身は20件の候補から、実際に見に行ったのは3軒ほどでした。
まずはここから!
- 候補の物件の前の道を画面で歩いてみる
- 気になった点をメモして内見で確かめる
こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
内見の件数を減らして、効率よく家探しをしたいなら、内見の前に地図アプリの路上写真(道路沿いの景色を360度見られる機能)で、駅前と物件のまわりを見ておくのがおすすめです。道の広さや坂、お店の多さ、建物の雰囲気など、現地に行かなくてもわかることは意外と多いからです。
この記事では、実際の画面を使って見方を説明し、写真から何が読み取れるかを紹介します。
目次
内見をたくさんしても、住むのは1軒
家探しのお手伝いをしていると、「あの物件も見たい!」「この物件も見たい!」と、何件もの内見のリクエストをいただくことがあります。
でも、考えてみてください。住むのは1軒です(よほどのお金持ちをのぞいて)。
あまり多くの内見をすると、私たちもそうですが、お客さん自身も移動で疲れてしまいます。そうなると、家探しがとても苦痛なものになってしまいます。
見る物件をしぼり込むのはなかなか難しいものですが、今はネットに便利な道具があります。
街の雰囲気を知るのに役立つ「路上写真」

「部屋は良いけど、街の雰囲気が気に入らない。だからこの物件は候補から外す!」
内見に行ってからこうなってしまうと、時間の面でも効率の面でもとてももったいないです。お客さんにとっても、私たちにとっても、誰も得をしない結果です。
物件の候補がいくつかあるときに使ってほしいのが、地図アプリやウェブの地図にある、道路沿いの写真を見られる機能です。
使い方は簡単
ここからは、この記事を書いた当時(2016年)の画面で説明します。今の画面とはボタンの場所や見た目が違うことがありますが、流れはほぼ同じです。
1. 地図を開く

パソコンやスマートフォンで地図のサービスを開きます。検索エンジンで「map」と入れると、いちばん上に出てきます。

開くとこの画面になります。仕事やプライベートで使っている方も多いと思います。
2. 駅名を入れる
左上の検索欄に、調べたい駅を入れます。ここでは例として「高田馬場駅」と入れてみました。
このままでは普通の地図です。主なお店などはわかりますが、お客さんが知りたい街の雰囲気まではわかりません。
3. 人形のアイコンを道路に置く
ここからが今日のポイントです。右下の人形のアイコン(赤丸の部分)をマウスでつかんで(ドラッグ&ドロップ)、見てみたい道路の上に置きます。
人形をつかむと、こんな感じになります。青い線がついている道路に置くことができます。
4. 駅前の様子を見る
試しに、高田馬場駅の早稲田口に置いてみました。
駅の前はお店が多く、高めのビルが多くて、道は狭いな、といったことがわかります。駅前がのんびりしたところや、静かそうなところに住みたいと思っている人なら、この時点で内見の候補から外すことができますね。
5. 物件のまわりを見る
同じやり方で、物件の近くも見てみましょう。
今回は例として、暮らしっく不動産のお店がある高田馬場の住所を入れてみました。赤いピンが出ているところがお店の場所です。

さっきと同じように、物件のそばに人形を置きます。

いちばん右側が暮らしっく不動産のお店です。どうせなら開店しているときの写真を使ってほしいなぁと思いますが、それはさておき、建物の雰囲気がわかります。
まわりの道は曲がりくねっていて狭く、住宅街だということもわかります。
6. 矢印をクリックして道を歩く
道路に表示された矢印をクリックすると、道を歩くように進めます。物件のまわりを、なんとなくでもいいので歩いてみましょう。
写真からわかること
写真から気づくことはたくさんあります。上の写真なら、次のようなことがわかります。
- 道が狭い
- 街灯が少なそう
- 時間帯によっては人通りがありそう
- 奥にコンビニがある
- 路上に止めてある自転車が多そう
「家は寝られればいい!」という人もいますが、周辺環境を大事にする方は、特に女性に多い印象です。
坂の急さもわかる
こんな写真からも、わかることがあります。とても急な坂があるということです。
写真の角度もありますが、道路に凸凹したものが見えます。これは滑り止めです。実際、この坂はかなり急です。
日当たりや風通しがわかることもある
暮らしっく不動産があるのは101号室ですが、この写真からも多くのことがわかります。
- 隣が駐車場なので、いつか大きなビルが建つかもしれない
- 朝は明るそう
- 西日は入ってこなさそう
- まわりをふさがれていないので、風通しが良さそう
- ゴミ捨て場があるので、虫が出てくるかもしれない
このように、内見に行かなくても得られる情報はけっこう多いのです。
画面で見たあと、内見で確かめたいこと
路上写真は、撮影された時点の景色です。お店が変わっていたり、建物が建っていたりすることもあるので、写真の様子がそのまま今も同じとは限りません。
また、昼の写真だけでは、夜の明るさや人通り、音の大きさまではわかりません。画面で気になったことはメモしておき、内見のときに次のような点を確かめると安心です。
- 夜道の明るさ(できれば暗くなってから一度歩いてみる)
- 駅から物件までの坂や階段
- まわりの音(大きな道路、線路、お店など)
- ゴミ捨て場の場所ときれいさ
- スーパーやコンビニまでの道のり
住む場所を決めるときに役立つ、ほかのウェブサイトは住む場所を決めるのに便利なwebサイトの記事で紹介しています。
どれだけ見に行っても住むのは1軒
どれだけ内見に行っても、住むのは1軒です。
周辺環境を差し引いても、それに勝る部屋があれば話は別です。ただ、同じ家賃の価格帯なら、部屋のグレードが大きく変わることはあまりありません。内装や設備が豪華になれば部屋は狭くなり、内装や設備が古ければ部屋は広くなる。その傾向がとても強いです。
家探しは、とても体力を使います。書く書類もそろえる書類も多く、決めなければいけないこともたくさんあります。内見に体力を使いきってしまうのは、とてももったいないです。
路上写真を使うことで、たとえば2時間の移動を減らせるなら、それに越したことはないと思いませんか。
この方法を使うお客さんは家探しがスムーズ
まれに、この方法を知っているお客さんとお話しすることがありますが、やはりとても効率のいい家探しをされます。何より、問い合わせから入居までがとてもスムーズです。
私たちが抽出した物件データを自分で調べてから内見に行くので、その時点でかなりしぼり込まれています。ですから、実際に内見に行く件数は1〜2件です。
ちなみに、私が自分の家を探したときもこの方法を使いました。20件の物件データの中から、実際に見に行ったのは3軒ほどです。自分の時間と労力を使わなくても得られる情報は、案外多いのです。
内見の前にできる準備や、部屋が見つかりやすい人の探し方は部屋が見つかる人・見つからない人の差の記事も参考にしてください。条件が良すぎる物件に出会ったときの考え方はその物件、条件が良すぎないですか?で説明しています。
さいごに
周辺環境を大事にしたい方には、ぜひ試してほしい方法です。内見の前に画面で街を歩いておけば、当日は部屋そのものをじっくり見ることに集中できます。
それでは。
