こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
内見に行ったり申し込みの手続きの処理をしたりと忙しい日々を送っています。
さて、内見に行っていざ申し込み!となった時に不動産業界ではいまだにFAXが主流になっています。申込書、身分証明書のコピー等様々な書類のやりとりをするのですが、このFAXという化石のような機械が非常に不便。
ですが、業界標準となっているのが個人的にはとても残念です。
FAXはすごく不鮮明!
コピーされた白黒の書類をFAXすると、とんでもなく不鮮明なことが起こります。
上記の写真は左がキッチン(とかろうじてわかる)、右はよくわかりません。
FAXはこんな状態なので身分証明書のコピーなんかをFAXで送るととんでもないことが起こります。
スキャナーで読み込んだ状態
運転免許証だと個人番号の後処理が面倒なので今回はタスポで試してみました。
上記の写真はタスポそのものをスキャナーで読み込んだ状態。
文字も鮮明なうえ顔も認識することができます。この状態でEメールなどで送ることができれば一番いいです。これが業界標準であればいいいのですが、Eメールを主流にしているところはごく一部。
スキャナーで読み込んだものをFAXした状態
メガネをかけたお兄さん(おじさんとはあえて言わない)だということはわかりますが、ちょっと怖いよ!という状態。文字は後ろの色が白であれば見えますが、色付きだと難しいですね。
スマホで撮影したものを白黒コピーした状態
最近のスマホは比較的鮮明に写りますね。
文字、写真も認識することができます。
スマホで撮影したものを白黒コピーしてFAXした状態
もはやタスポということしかわかりません。
顔も心霊写真のようで怖い。
業界標準である以上、極力鮮明なデータで!
写真系をFAXするととんでもない状態になることがおわかりいただけましたでしょうか。
あなたが提出した写真付き身分証明書のコピーがとんでも画像で相手に出力されている可能性が大です。
不動産屋の中にはとりあえず申し込みをさせて物件を抑えてしまいたいと思っている営業マンやお店がいます。
"自宅に帰ったら免許証をスマホで撮影してとりあえずFAXしてください"
なんて言っておきながらメールではなく弊社にFAXしてくる不動産から送られてくるFAXは真っ黒で認識することができません。とりあえずFAXしたという形でしかないのです。
なるべくならお店(不動産屋)でコピーしてもらうか、スキャンしたデータをお店にメールするのが望ましいです。審査に厳しい物件だと身分証明書のコピーの再提出という二度手間も発生しますので、"白黒コピーのコピー"や"スマホで撮影したものを白黒コピーしたもの"を持参するのはやめましょう。
なんで業界標準ではないのか?
そんな化石のような機械が未だに標準で使われているわけですが、なんでいまだに標準で使われているのかと考えてみました。
- 年配の人達がやっている不動産屋ではパソコンが使えない人が多い(弱い人に合わせていかないと仕事の幅が広がらない)
- 建築屋の職人さんはタブレットやPCなんか見てない、紙ベースが一番(ポケットに入れられるので)
個人的にはこの2要素だと思います。
業界団体が色々と統率してくれればいいのですが、どうもそういう流れは今の所見受けられません。
FAXメインの業界から少しでも進化すればいいのになぁと思いました。
それでは!