結論:借りている部屋の近くに蜂の巣ができたら、自分で駆除せず大家さんか管理会社へ。スズメバチなら役所が費用を出してくれる場合があります。
なぜ重要か:刺されると命に関わることがあり、業者の費用は当時1万円(税抜)前後かかります。
次にすべきこと:
- 巣に近づかず管理会社に連絡する
- 役所の担当窓口に対応を聞く
こんにちは。暮らしっく不動産の大谷です。
蜂の巣ができて困ったら、自分で駆除しようとせず、まずは連絡です。部屋を借りている人は大家さんか管理会社へ、大家さんや持ち家の人は役所へ問い合わせてみましょう。蜂の種類によっては、役所が駆除に対応してくれる場合があります。
先日、管理物件にできた蜂の巣を専門の業者さんに駆除してもらうことになり、その作業に立ち会ってきました。この記事では、そのときの流れと、役所に問い合わせたときの回答を紹介します。
蜂の巣ができたら、まずだれに連絡する?

この写真は、以前わが家の軒下にできたアシナガバチの巣です。どこまで大きくなるのか観察するのが毎日の楽しみだったのですが、雨が続いた数日後に見てみると、巣は下に落ちていました。わが家の軒下で栄えたアシナガバチ王国は、自然によって滅ぼされてしまったのです。
自然のものなので、そのままにしておくのもいいですし、観察するのも楽しいものです。ただ、ほとんどの人は駆除したいと思うはずです。
連絡先は、立場によって次のように考えるとわかりやすいです。
| あなたの立場 | まず連絡するところ |
|---|---|
| 部屋を借りている人 | 大家さんか管理会社 |
| 物件の大家さん | 役所(対応してもらえるか確認)、または蜂の巣駆除の専門業者 |
| 持ち家の人 | 役所(対応してもらえるか確認)、または蜂の巣駆除の専門業者 |
借りている部屋の設備が壊れたときなど、困ったときの連絡先の考え方は賃貸の設備が故障したらどこに連絡する?でもまとめています。大家さんが直接管理している物件かどうかで連絡先が変わることもあるので、大家さんが直接管理する賃貸物件の記事もあわせてどうぞ。
アパートの敷地内で動物が死んでいたときの連絡先は、敷地内で動物が死んでいたら?で紹介しています。
部屋に虫を入れないための工夫は、虫が苦手なので気をつけていることで紹介しています。
自分で駆除しないほうがいい理由
薬局などには蜂の巣駆除用の薬が売られているので、自分で駆除することもできます。
でも、万が一蜂に刺されると、アナフィラキシーショックといって、蜂の毒にアレルギー反応を起こしてショック状態になる場合があります。最悪の場合、死んでしまうこともあり、とても危険です。かならず蜂の巣駆除の専門業者に頼みましょう。
連絡を待つ間は、次のことに気をつけておくと安心です。
- 巣に近づかない、さわらない
- 巣の近くの窓やベランダの出入りを控える
- 巣の場所をわかる範囲で伝えられるようにしておく(離れたところから写真を撮るなど)
蜂の巣駆除の業者と費用の目安
インターネットで調べると、蜂の巣駆除の業者さんの情報がいろいろ出てきます。
蜂の巣の場所や蜂の種類によって変わるようですが、費用は平均して10,000円(税抜)前後のようでした(この記事を書いた2016年9月時点で調べたものです)。なかには出張費などが必要な業者さんもあり、場合によってはもう少し高くなります。
今の料金は業者さんによって違うので、依頼する前に確認してください。
役所が蜂の巣駆除に対応してくれる場合がある
ネットで業者さんを探しているうちに、「スズメバチの巣の駆除は役所が対応してくれる」という話を聞いたことがあったのを思い出しました。そこで、管理物件のある中野区の環境部に電話で確認してみたところ、次のような回答でした(2016年9月時点)。
- スズメバチの巣であれば、費用は中野区の公費でまかなう
- スズメバチの巣でなかった場合は、費用は依頼した人が支払う
- その場合の費用は9,000円(税別)くらい
- それでもよければ、蜂の巣駆除の業者さんの連絡先を教えるので、そちらに連絡してほしい
今回は蜂の種類がわからず、スズメバチだった場合のことも考えて、中野区にお願いすることにしました。教えてもらった業者さんに電話をして、駆除の手配をします。
対応してもらえるかどうかや費用の扱いは、市区町村によって違うと考えられます。お住まいの地域の役所に問い合わせてみてください。
駆除当日の流れ
1.蜂の巣の場所を確認する
駆除の当日。まずは蜂の巣の場所を確認します。
今回は、戸建て物件の2階ベランダにあるシャッターのボックスの中に巣があると聞いていたので、そのあたりを中心に探しました。
ベランダに蜂の死骸はあるものの、巣そのものが見当たりません。もう少し範囲を広げて探します。
巣は、シャッターのボックスの上にある屋根と、さらにその上にあるトタンの間にありました。

「これはアシナガバチの巣ですね。巣自体は小さいし蜂の数も少ないので、近くにもっと大きな巣があるかもしれませんね」と業者さん。
どうやらアシナガバチの巣には本邸と別邸があるようで、今回の巣は別邸にあたるようです。
2.薬をまいて駆除する
巣の場所がわかったら、いよいよ駆除です。
棒のようなもので叩き落としたり、巣をつまんで袋に入れたりするのかと思っていましたが、薬をまいて駆除するようです。

ボタッという鈍い音とともに、蜂が落ちてきます。
1匹、2匹と落ちてくる蜂を眺めていると、ドスン!と、蜂が落ちてきたときよりもさらに鈍い音がしました。
蜂の巣が陥落しました。

主を失って地に落ちた巣は、もはや廃墟です。
蜂が作った巣はとても美しく、持って帰りたい気持ちにかられました。が、巣は業者さんに回収されて、駆除作業は終わりました。
3.駆除のあとに気をつけること
作業のあとに業者さんからうかがったお話は、次のとおりです。
- 駆除したときに出かけていた働き蜂が帰ってきて、また巣を作り始めるかもしれない
- 一晩たって巣が作られ始めていなければ、おそらく大丈夫
- 巣が小さいので、もっと大きな巣が近くにあるかもしれない。ただし、それは隣近所ではなく、もう少し広い範囲の話
数日後、新しい巣が作られていないかを見に行ったところ、新しい巣はありませんでした。これで無事、蜂の巣の駆除は終了といえそうです。
部屋を借りている人は、駆除のあとにまた蜂を見かけたら、もう一度大家さんか管理会社に知らせておくと安心です。
さいごに
自分の物件に蜂の巣ができて困っている大家さんや、持ち家に蜂の巣ができて困っている人は、自分で駆除しようとせず、かならず専門の蜂の巣駆除業者にお願いしましょう。部屋を借りている人は、まず大家さんか管理会社に連絡してください。
また、蜂の種類によっては役所で対応してもらえる場合もあるので、まずは役所に問い合わせてみましょう。
