結論:高速道路の近くの部屋は、立地や家賃の面で選びやすい一方、車の音・排気・振動、窓の前に高速が見えることがデメリットです。

ここが大事:窓を開けて暮らしたい人には向かず、窓を閉めて過ごす人には候補になります。

まずはここから!

  • 地図とストリートビューで高速の高さと窓の向きを見る
  • 内見で窓を閉めて音を聞く

こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

「高速道路の近くのマンションって、うるさいの?」「首都高沿いの部屋に住んでも大丈夫?」と迷っている方は多いと思います。

答えは、どんな暮らし方をしたいかによって変わります。窓を開けて過ごしたい人には向きませんが、窓をあまり開けない人や、場所や家賃を重視したい人にとっては、内見する価値のある物件です。

この記事では、高速道路の近くの部屋のメリット・デメリットと、内見の前に地図で確かめる方法、内見で見るポイントをまとめます。

高速道路の近くの部屋のメリット・デメリット

まずは、高速道路の近くの部屋のよいところと気になるところを整理します。

メリット デメリット
都心や駅に近い、便利な場所にあることが多い 車の音が一日中続きやすい
同じエリアの静かな場所の物件より、家賃をおさえられることがある 排気ガスやほこりで、窓やベランダが汚れやすいことがある
背の高いマンションが多く、物件を選びやすい 大きな車が通るときに振動を感じることがある
窓を閉めて暮らす人なら、音が気になりにくい 階によっては、窓の目の前を高速道路が通る

どれくらい気になるかは、建物の造りや窓の性能、部屋の向き、階数によって大きく変わります。家賃が安めかどうかも物件によって違うので、同じエリアの物件と比べて確かめてください。

首都高の近くは高い建物が多い

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上の地図を見ると、真ん中に首都高速が走っているのがわかります。

東京に限っていえば、高速道路や幹線道路の沿いには、高層ビルやマンションが立ち並んでいることが多いです。

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地図アプリで3D表示にしてみても、首都高の近くは背の高い建物が多いことがわかります。

どれだけ間取りがよくても、「窓を開けたときに車の音がするのは嫌だ」という人には、高速道路や大通り沿いのマンションは向いていません。首都高は一日中、交通量が多いからです。

反対に、「窓はほとんど開けないから、サッシの性能さえよければいい」と思っている人にとっては、内見する価値があるといえます。

高速道路の高さと、部屋の階数を見比べる

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地図アプリのストリートビューで見てみました。この場所では、首都高速の高さは、マンションでいうと4階から6階の間くらいにあるように見えます。

お客様からは「2階以上がいい」というリクエストをよくいただきます。でも、見たい物件が4階だからと内見に行ってみたら、目の前が高速道路だった、ということが起こるかもしれません。

こういう物件は、人によってはどうしても我慢できないものです。内見に行かなくても、地図で見た時点で候補から外れていくことが多い物件といえます。

高架の高速道路の場合、高速と同じくらいの高さの階は、音も視界も影響を受けやすいと考えておくとよいでしょう。ただ、上の階なら必ず静かになるとは限りません。音の届き方は周りの建物によっても変わるので、内見で確かめるのがいちばんです。

内見の前に、地図で調べておくこと

内見に使える時間は限られています。お客様にもよりますが、午後から内見に出かけて、見られるのは3件から4件くらいが限度です(近いエリアでまわる場合は、5件くらい行けることもあります)。

せっかく内見に行ったのに「ここは来る意味がなかった」とならないように、たくさんの候補からどれを見るか迷ったら、まずは地図で調べてみましょう。

  • 高速道路や大通りとの距離:建物が道路に面しているのか、一本裏に入っているのか
  • 道路と建物の向き:部屋の窓やベランダが道路側を向いていそうか、反対側を向いていそうか
  • 高速道路の高さ:ストリートビューで、高速が建物の何階くらいの高さを通っているか
  • 周りの建物:間に別の建物があって、音や視界がさえぎられているか

部屋の方角を調べるときは、日当たりがわかるアプリの記事も参考になります。

内見で確かめること(音・排気・振動・窓)

地図で候補をしぼったら、内見では次の点を見てみてください。

音

  • 窓を閉めた状態と、開けた状態の両方で音を聞く
  • 寝室にしたい部屋が、道路側か反対側か
  • できれば平日と休日、昼と夜など、時間を変えて建物の周りを歩いてみる

窓とサッシ

  • 窓を閉めたとき、すき間から音が入ってこないか
  • 二重サッシや、音を通しにくい窓かどうか(物件によって違うので、不動産屋さんに聞いてみてください)
  • 道路側にしか窓がない部屋だと、換気のたびに音が入ることになる

排気・ほこり

  • ベランダの手すりや床、窓のサッシが黒っぽく汚れていないか
  • 洗濯物を外に干したい人は、ベランダの向きと道路との距離を見る。室内干しが中心になりそうなら室内物干しの記事もどうぞ

振動

大通り沿いと閑静な住宅街の音を実際に比べた例は、マンションの騒音の記事で紹介しています。あわせて読んでみてください。

大事なのは自分の住まい方を考えてみること

高速道路の近くは、ふつうは避けられがちな場所です。でも、騒音が多少あっても、場所や金額を重視したい人にとっては、あまり気にならないポイントだと思います。

いちばん大事なのは、自分がどんな住まい方をしたいのかです。

  • 静かな住宅地に住みたいのか
  • 少しうるさくても、駅の近くに住みたいのか
  • 郊外で、広さを重視して住みたいのか

まずは自分自身の希望を見つめ直すことが、いい物件探しへの近道です。考え方が決まらないうちは、どれだけ内見に行っても部屋が見つからないことが多いように思います。条件の決め方は部屋が見つからない人の共通点の記事も参考にしてください。

限られた時間で内見をするのですから、自分の住まい方を考えて、ネットで調べられることは事前に調べてから内見に行くのがベストです。