こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
先日、ブラタモリで"赤色立体地図"について放送していました。
赤色立体地図とは飛行機からレーザーを当てて計測し地形の高低差が一目でわかるような地図なのですが(著作権の関係でのせられません。気になる方はgoogleで検索してみましょう。)その簡易版を見ていて気付いたことがありました。
都市は平野に作られる
人が多く住んでいるのは高低差の少ない広い平野部のような気がすると思ったので、国土地理院のホームページに行き、平成22年の人口集中地区のデータを当てはめてみました。
赤色の部分が人口が密集しているエリアです。
関東平野は真っ赤っかですね。
山間部にもいくつか人口が集中しているところがありますが、山間部で人口の集中しているところも盆地であったりわずかな平野があるところに人が集まっています。
これを見ると都市というのは平野部に形成されているのがよくわかります。
ちなみにここでいう人口集中の定義は下記のようになります。
※人口集中地区の定義
人口集中地区の設定に当たっては、国勢調査基本単位区及び基本単位区内に複数の調査区がある場合は調査区(以下「基本単位区等」という。)を基礎単位として、1)原則として人口密度が1平方キロメートル当たり4,000人以上の基本単位区等が市区町村の境域内で互いに隣接して、2)それらの隣接した地域の人口が国勢調査時に5,000人以上を有するこの地域を「人口集中地区」とした。
出典:総務省統計局
人口集中地区とは
http://www.stat.go.jp/data/chiri/1-1.htm
東海から四国中国地方も見てみましょう。
平野部ですね。食材などの物資の調達や作った商品の輸送がしやすいというのも一つのポイントのような気がします。
出典:国土地理院
九州も見てみました。
広大な土地はあるのですが、真ん中あたりはほとんど山なので、都市は形成しづらいですね。
東北地方です。
信長の野望というゲームをやるとよくわかるのですが、冬になると陸路が雪で閉ざされたりしますよね。平野があっても輸送しづらい部分があると人が集まりづらいという要素もありそうな気がします。
北海道です。
函館と札幌は人が多いですね。
今でこそ飛行機や鉄道、高速を利用した道路の発達により様々なものをいろいろなところへ届けられるようになりましたが、昔は船や馬といった手段しかなかったので、仕事をするとなると交通手段の良いところに人が集まり商売をして出荷していたのだと思います。
交通手段の良い場所=(地理的に)平野
というイメージでしょうか。
今はwebがあるのである程度は場所を選ばなくても仕事ができると考えれば、何も都市圏に住む意味もないのかもしれませんね。