こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

普段、出来上がった建物の中に住んでいると、表面に出ている部分しか目にすることができません。構造に興味がある!という人であれば、その手の職業についていなくても解体現場とかを見てしまうという人もいるかもしれませんが。。。

一番わかりやすいのは解体現場

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以前から、ここの記事で何度か書いていますが、一番わかりやすいのは解体現場です。
写真のような状態であれば、縦に横にと重機を使って壊していきますので、建物の断面がそのまま見ることができます。木枠に板を貼り、壁紙を貼っているなぁとか、この板の薄さだと音がしそうだなとか、築年数は古そうだなぁとか、色々と気づくことがでてくると思います。

建築中の内覧会

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新築戸建ての場合、一部のハウスメーカーでは建築中に内覧会を開いているところがあります。(写真は工事中のマンションです。)
建主さんに協力していただき、自社の構造や素材をアピールする絶好の機会です。
カタログや写真でしか見ることができなかった実物を見ると説得力も増しますよね。
その後は電話がかかってきたりパンフレットが送られてきたりするわけですが、どうしても見てみたいという方は参加してみるのもいいかもしれません。

写真のマンションの状態はLGSとよばれる鋼材フレーム(枠)が出来上がり、これから壁や電気設備や床を取り付けていくところです。

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先ほどと同じ部屋ではありませんが、鋼材フレームに石膏ボードを貼り付けて、これから壁紙を貼るところです。左側に四角く切り取られた部分がありますが、これは玄関の照明のスイッチが付くところです。

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壁紙が貼り終わり、電気設備もつくとこのようになります。
これで最終的なクリーニングをすると完成です。

見た目に踊らされてはいけない

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ぼくら居住者が目で見ている部分というのはいわばお化粧のようなものです。
中身というのは全然わからないのです。最後の造作というのはいくらでも変えようがあります。自分が建てようとしている、もしくは住もうとしている物件が例えばRCの中で上級なのか、中級なのか、下級なのかという冷静な判断力を持つことが大切です。

これはもちろん値段に反映されてくる部分が大きいのですが、様々な物件の解体現場や工事現場を見てくると、この感じだと中身はこれぐらいだなぁとか予想がつきます。
日頃からちょっとだけ意識をすると世の中ってこんなにも工事しているんだなぁと思うかもしれません。
あんなにデザイナーズでかっこよかったにの、中身がすっからかんじゃん!なんて現場もありますので、見ていると面白いですよ。