こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

今日は弊社管理のデザイナーズ物件に内見に行ってきました。
デザイナーズ物件は若い人を中心に人気が高いように思えます。

住まいかたが決まっている

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デザイナーズの一番のウリの部分は個性的であるということ。
限られた空間を広くオシャレにするために様々な工夫がなされていることが多いです。
削れるものは削って(シンプルにできるものはシンプルにしてという意味です。)主張したいところを最大限に主張するという意味で振り切れている潔さというのがポイントでしょうか。

ベッドを置く位置や住まいかたというのが設計段階である程度想定されていることが多いので、その設計者の考えとバシっとはまればその人にとっては最高に住みやすい物件となります。

住まいかたや家具の置き方に融通を効かせるという意味では少し不利なことが多いです。

デザイナーズの物件数はどれぐらい?

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高田馬場で見てみると、高田馬場が最寄駅に指定されている今日現在の貸しマンション・貸しアパートの物件数が821件でした。

このうちデザイナーズの項目に印がついているものを見てみると。。。。

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40件でした。数としてはあまり多くありません。
しかも、部屋全体がデザイナーズなものから、部分的にデザイナーズのものまでが含まれている結果です。

賃貸のデザイナーズでよくあるパターン

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部屋はわりと普通でしたが、キッチン周りのみデザイナーズなものも、"デザイナーズ"として扱われることが多いです。

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居室の天井部分に設けられたトップライト。
少しでも明るくするためにはかなりgood アイデア!
ですが、ここにカーテンを取り付けることはできません。
(先ほど書いた振り切れているという意味はこういう意味です。)

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可動式の収納です。
自分の好きな場所に配置することができるのですが、それを移動する位置によっては寸足らずというか中途半端になってしまうこともあります。設計者がどういう暮らし方を想定していたのかを考える瞬間です。

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コンクリートに無造作につけられたボルト。
ここに服をかけたりすることができます。good アイデアではありますが、"服はちゃんとクローゼットにしまいたい。"とか考えだすと、ちょっと迷っちゃいますね。

オシャレな住まいかたは少々の工夫が必要

例えば、とてもオシャレなコートがあったとします。
うわっ!すごくかっこいい!と。
でも、そのコートを買ってしまうと、髪型から靴まで全部それにあったものにしないときまらないなんてことよくありますよね。
全部某量販店のもので揃えたほうがまとまってしまうようなこともありますよね。

オシャレな住まいかた、通常であれば隠したい何かをあえてオシャレに見せるといった思想や、こういう新しい住まいかたが面白そう!と思える人にとってはとても有意義な物件です。
メリットデメリットありますが、色々と設計者コンセプトを考えてみるのも面白いかもしれません。