こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
内見に行ってお客さんと色々な話をしますが、たまに聞かれる質問があります。
"不動産屋さんで働いていていいところ(得なところ)って何かありますか?"
教科書的にいえば"様々な職種の方のお話を聞ける。"
ということになるのですが、今回はそれとは違うところで書いていきたいと思います。
※あくまでも個人的に感じているところなので悪しからず。
1.家賃相場の検討がつく
日々、お問い合わせのあるお客様からの物件探しをしているので、あらかた家賃相場の検討がつきます。
- 山手線A駅
- バス・トイレ別、浴室乾燥機付き
- RC構造
- 宅配BOX
- 築15年以内
というようなお問い合わせが来たときに、あぁ、A駅なら9万円以上からででてくるスペックの物件だなぁとか。
築40年以内で木造にしたら予算内でいけそうだなぁとか色々と検討がつきます。
もちろん、お客様にご案内する時には調査してお答えするのですが、おおよその数字は日々データを
目にしていると身についてしまします。
2.ドラマなどに突っ込むポイントがリアルになってくる
これはメリットかどうかはわかりませんが、住居が出てくるドラマや映画にけっこう突っ込んだりしています。
20代から40代をターゲットにしたドラマや映画などの作品で、主人公の設定が無茶苦茶な場合に突っ込んでしまいます。
- 都心部(しかも山手線の内側)
- もしくは海沿いのタワーマンション
- 入社したばかりで年齢も若い平社員
- 新築、もしくはリノベーションの素晴らしい2DKぐらいの部屋
- 自炊するシーンで高級システムキッチンが出てくる
こういう設定だと、あぁ普通は借りられないよね。幻想だよね。
と思ってしますのです。
現実世界であれば税引き前の収入の30%程度が審査にとおる目安だと言われています。
部屋のスペックを映像で見て、あぁ、ここは30万円ぐらいするよね。
と思ったら、その主人公の平社員は90万円以上の収入があるということです。
色恋沙汰で仕事抜け出しちゃうし、いつも帰り早そうだし、随分と景気のいい会社ですね。とツッコミを入れたくなります。
また、このようなパターンもあります。
"とある郊外にある家賃4万円の家に住み始めました。"
映画などではこのようなセリフのもと、アパートで暮らしているシーンが出てくるのですが、部屋の映像を見て、この物件は4万円じゃないよね。。。と突っ込んでしまいます。
しかも映像に映り込んだ電車で家賃相場がわかってしまうという職業病もあり、尚更感情移入ができないのです。
その広さなら6万円は超えるよね。とツッコミたい。
こういう映像の世界を見てしまうと、"東京はこういう生活ができるところ"と思う人も出てくるのではないかと、心配になります。東京の家賃ってほんと高いですのでご注意を。
3.街の構造がわかる
(C)google
これは暮らしっく不動産にかぎった話かもしれませんが、内見は電車を使っての移動がほとんどです。
当然、都内に住んでいてもプライベートで降りたことがない駅もありますが、しばらくこの仕事を続けていると
降りる駅が必然的に増えてきます。
- 駅のXX側に飲屋街があった
- あそこに有名店があった
- コンビニはここの角を曲がったところにあった
- ここの駅間は歩いたほうが早い
何回かその駅で降りていると、けっこう覚えます。
突然、その駅でご飯を食べることになった時などにけっこう仕事の知識が活かせることが多いです。
さいごに
一番大きいところは街の家賃相場がわかるところです。
家賃相場がわかると部屋探しもスムーズです。