こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
物件の天井部分や床部分に四角いパネルがある場合があります。
"この四角いパネルはなんですか?"
内見時にお客さんにたまにこのような質問をいただきます。上記の写真でいうところの左にある取っ手がついている部分。
このような蓋が床であったり天井であったりについている場合があります。
床についていると床下収納の場合もあるのですが、そうでない場合の多くは点検口と呼ばれるものです。
点検口は何に使うの?
こちらはとある物件の共用廊下の天井部分に設けられた点検口です。
この物件は屋上にエアコンの室外機があります。
エアコンの交換ということで、今日はこの点検口から室外機の出し入れを行いました。
物件によってまちまちですが、この物件であれば屋上に室外機が置いてあるのでそれをメンテナンスする時に使う穴です。
中はどうなっているの?
こちらは先程の天井部分に設けられた点検口を開けたところを横からのぞいたもの。
スチールのフレームに貼られているのは共用廊下の天井部分です。
右下に見えているのは共用廊下の照明のケーブルです。
万が一、こちらの照明が故障した場合も点検口を開けて修理することになります。
点検口は非常に狭く、人ひとりがやっと出入りできるぐらいの広さしかありません。
天井であれば電気系統。
床にあれば排水系のパイプが通っていることが多いです。
こちらは床や天井を貼る前の写真です。
床や天井面には沢山のケーブルや配管が通っていることがわかります。
何か不具合が合った時は、この点検口を使って職人さんが作業をします。
あえて見せる配管もある
お店などにいくと、まれに天井面の配管むきだしというところがあります。
そういうところは天井のパネルを貼っていないのでメンテナンスもとても簡単です。
また、天井パネルがないぶん、天井高が高くとれるメリットもあります。
こちらの店舗では配管をあえて見せる手法をとっていますね。
天井高が高くなるので開放的な空間を生み出します。
さいごに
一般の方は普段あまり目にすることはないかもしれない点検口。
ちゃんとした理由があって取り付けられています。
もし何か作業をしていたら、メンテナンスしているんだなぁと思って見てみてください。