暮らしっく不動産 福岡オフィスの前川です。

お盆休みと言う名のお休みを頂きしっかり休ませて頂きました。
本当はお休みはいらないのですが、世間も他社も休みモードが多いので、その流れに沿ってお休みする訳です。
今年は我が親族ではお盆に縁が無かったので、独身としてはどう過ごせばいいのか難しい期間です。

同窓会


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綺麗になった西鉄天神バスセンター

せっかく九州に戻ってきたので、故郷長崎の高校の同窓会に行ったりしました。
天神バスセンターから長崎駅までは、ノンストップで2時間ちょっと、片道2570円のバスの旅です。
この時期は旅行客に加えて帰省客も多く、普段は"ゆっくり座れてJRより快適"なバスも満席状態。


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バス車窓から見える大村湾

齢四十の同窓会です。10数年ぶりに会う同窓生もいましたが、印象は男性も女性もそんなに変わってない、
1周りして落ち着いたのか、そもそも同窓会に出席する時点で比較的真っ当に生きている者が集まるのか。

ほとんどが結婚していて、小忙しい中、時間を作って集まることができました。
そう、結婚して子供までいたらお盆は忙しいものなのです。

"2日続けて飲もうぜ"の提案に共感する者はいませんでした。
見かけは変わっていなくとも、あの頃とノリは変わってしまったのです。

精霊流し


Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E9%9C%8A%E6%B5%81%E3%81%97

長崎では8月15日に"精霊流し"と言って、この1年で亡くなった人の御霊を盆提灯や造花などで
飾った舟に乗っけて西方浄土に送る行事があります。

昔は港から実際に海に流して沖合で火を付けて燃しており、出島の異人の記録にも、
その華やかな風景が記録に残っています。
環境保護に厳しくなっていく昨今は、市中を凱旋した船は波止場で解体され分別され焼却施設へ向かうので、
神聖さと言うか、もの哀しさと言ったものが感じにくい時代になりました。

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精霊流しと共にこの時期のお墓では、爆竹や矢火矢(ロケット花火のこと)の爆音が鳴り響きます。
他県なら騒音で怒られるでしょうね。長崎では、セミみたいなもの、うるさいけど恒例です。
死者を祭っていると言われれば文句も言えないし。

爆竹の国内消費量は全国のそれの半分以上と言われています。
長崎でも年中バンバンやってるわけではありませんから、この数日間に消費される爆竹の量は半端ないです。
同様に耳栓の消費量も多いとか。

お土産


長崎の滞在は1泊でした。福岡に戻る際のお土産は花火にしました。


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立石商店
http://www.hanabistore.com/company.htm

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昔からある花火専門店?花火の問屋さんです。
子供の頃のせまい駄菓子屋のイメージと一緒です。
この時期だけは大変混み合っています。ただし、お客は年齢層が高い。

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手持ち花火など1本10円からバラ売りがありますが、打ち上げ花火やら手の込んだ花火になると値が張ります。
子供のお駄賃ではありません。ですから購買客は大人たちなのです。

私も、あれやこれやと漁っていたら、まあまあの金額になりました。
会計時におまけで2,3個入れてくれました。

お盆の過ごし方

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さすがプロの独身家は違います。お盆休みに入る前にレンタルビデオを大量借りするようです。
旧作なら1週間レンタルも値段変わりませんから、時間的に観れるのかどうか分からない程借ります。
休みに入ってから借りようとすると遅いので先に借りとくというクレバーなお盆戦略です。
この戦略はお正月にも応用可です。Check it up!


この時期に借りるビデオ(最近はビデオではなくDVDと言います)は新作ではありません。
もう一回観たいという作品、前から気になるけど借りるまでには至らなかった作品。

カーテンで日光を遮り、室内灯を消し、エアコンを程よく効かせ、ソファーに横たわりブランケットをかけて、
お菓子と飲み物をテーブルにセットしたら、ミニシアターの出来上がりです。

家の中に居ながらにして、ウォール街のサラリーマンが見れて、大海原の荒波を渡る船にも乗れて、雪山の希少動物を観察できて、時にはゾンビやマフィアに追われることもありますが、疑似純愛を経験することもできます。

飲茶料理

グータラしていても腹は減るものです。
腹が減っては戦もできませんし、ビデオにも集中できません。

近所の料理家に"小籠包"をオーダー、ついでに名前を覚えられないもう一品(角煮みたいなやつ)も。
因みに"ママ、ごはんまだ?"のビデオを観てからの単純な発想です。
それほど美味しそうな料理が出てくるいい映画でした。

映画 ママ、ごはんまだ?
一青妙/講談社 c2016「ママ、ごはんまだ?」製作委員会
http://www.mama-gohanmada.com/


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餃子より具の材料は少なくて済みますが、鶏がらスープをゼラチン状にする工程があって、丸く包む作業が最初は難しいと思いました。
欲張って肉を入れ過ぎてミニ肉まんのようにパンパンになりましたが、口に入れると肉汁が零れだす美味しい小籠包を堪能できました。
当然 室内に居ながらにして台湾気分でした。

まとめ

今年のお盆休みは、飛行場の行列に並ぶこともなく交通渋滞に巻き込まれることもなく、無駄銭を使うこともなく過ごすことができました。
人に自慢する休みは過ごしておりませんが、テレビの前での充実を楽しみました。
"リア充"ならぬ"テレ充"でしょうか。

そうこうしていると、外ではツクツクボーシの鳴き声が聞こえ夏も終わりかけです。
まだまだ暑い日は続きますので、遅くなりましたが、暑中お見舞いを皆様に申し上げつつ、休み明けの現実へ戻っていこうと思います。