2017/09/28

家の博物館  東京たてもの園

暮 life
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こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

実は以前から気になっていた場所にようやく行ってきました。
武蔵野市にある"東京たてもの園"という公園です。
ここは歴史的に価値のある建物を移築・保存・復元・公開しているなかなか珍しい公園なのです。

どこにあるの?

住所:〒184-0005 東京都小金井市桜町3−7−1
都立小金井公園の中にあります。
JR中央線の武蔵小金井駅、東小金井駅
西武新宿線の花小金井駅
ちょうどこれらの駅の真ん中に位置しています。歩くと30分ほどですが、駅から出ているバスを利用するのがオススメです。

色々な建物

"東京たてもの園"は両国にある"江戸東京博物館"の分館という位置づけのようで1993年に開園したそうです。
博物館の歴史としては浅いほうですね。

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昭和15年に皇居前広場で行われた記念式典のために仮設された式殿がたてもの園の入り口です。
適度に涼しく、雲が美しい日でした。
また、平日ということもあり、比較的空いていました。
都立小金井公園には犬の散歩をしている人や、ランニングをしている人などがちらほら。
(写真の平行がとれていませんが)こういう線対称な配置は実に見ていて気持ちいいです。

建物の入り口にあった金木犀。まだ匂いはそこまでありませんが、自分の背丈の数倍はある見事な金木犀でした。
ぼくは金木犀の匂いをかぐと、トイレの匂いと反射的に感じてしまいます。
さて、色々見てきた中で個人的に気になったものをいくつかご紹介です。

ときわ台写真場

今の東武東上線のときわ台駅近くに存在した写真スタジオです。
元々は昭和12年に建築された建物なのだそうです。

普段、仕事で内見などに行くので、建物設備は気になってしまいます。
窓の鍵は写真のようなねじ込み式のものでした。こういう造りの窓、田舎に行くとまだ残っていますね。

お風呂は木製でした。
wikipediaによればバランス釜が発売されるのは1965年なので、バランス釜は未来の設備機器ですね。
木製の浴槽がなんとも味がありました。

最近は作り付けの家具がほとんどです。
写真のように家具専用で採寸を行い収納場所を作ったのではないかと推測される場所がありました。
テトリスのようで実に気持ちいいです。

田舎に行くとどこの家庭にもよくあった置物。

和室から洋室に向かう見切りの部分。
カラーリングによってはものすごく不自然になるパーツの一つです。

フローリングの床板の貼り方にこだわりが見えます。
近年は全部同じ方向に貼りますが、この頃はこのようなデザインが流行っていたのでしょう。

三井八郎右衞門邸

三井財閥の三井八郎右衛門さんのご自宅です。
庭といい、建物といい重厚感が有ります。

一段上がった畳の部屋は奥様専用の趣味部屋なのだそうです。
2畳ほどでしたが、個室があるのは素敵ですね。
しかもその一段上がった部分の下は収納になっているようでした。

窓からの長めが素敵です。

何人分の食事が作れるんだろう。。。と思ってしまうほど大きなキッチン。

蔵もあったので見てきました。
このような大きな梁は現代では入手が困難と思われます。蔵の建築は明治時代なのだそうです。

主屋に戻ってきました。
障子の上の部分をスリットにすることによって明かりを取り入れています。
こういうちょっとした工夫に目がいきます。

茶室もありました。
広さとしては、自分の家と同じぐらいでした。
三井家の茶室=自分の家
と考えると、なんだかせつなくなってきますが、現実とはそういうものです。

前川國男邸

最初に目に入ってきたのが建築家の前川國男邸でした。
建築家ではないので前川國男さんを知らなかったのですが、直感的にこの家が自分の好みになりそうな予感でした。
すごく計算されている雰囲気です。
品川区上大崎に昭和17年に建築されたもの。

入ってみて大正解でした。
実に明るく、空間を贅沢に使った作りです。

先程の写真の反対側。

メインの空間に壁を立てないことにより広い空間と多用途な使い方ができるようになっていました。
掃除は大変そうですが、天井が高くて広々とした気持ちいい空間です。

書斎の奥にあった隠し洗面台。
こういう発想は建築家ならではのような気がします。

その他

東エリアに存在する土管と土蔵。
土蔵の中では武蔵のうどんを食べることができます。(この日はラストオーダーを過ぎていたので食べられず。)

今でも、一部の下町に残っていそうな風景。

境界が微妙なエリアでみんな仲良く利用するというのが基本でしたね。
現代は隣の住人の顔も知らないことが多いので、トラブルになりがち。。。。
ちょっとさびしいですね。

東京たてもの園から西武新宿線花小金井駅方向に向い、途中で右折すると"おふろの王様"花小金井店があります。

内見し終えた足を休めるのには丁度いい場所です。
もちろんビールはかかせません。というわけで、そこそこ飲んで帰宅しました。
実にいいお散歩コース。

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著者
徳留康矩
徳留康矩

2015年秋より暮らしっく不動産のメンバーとして参加。 戸建住宅営業、IT屋、工事現場職人をしてきており異色の経歴の持ち主でもある。 そのかたわら、音楽制作も行っており2015年には自主制作アルバムを配信した。

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