結論:巾木・木枠・ハンガーパイプ・パッキン・エアコン用パテ・入ずみ・出ずみの7つを覚えておくと、修理の連絡が電話やメールでも伝わりやすくなります。

なぜ重要か:壊れた場所がわかると、手配する部品や業者がすぐ決まるからです。

次にすべきこと:

  • 下の一覧表で名前を確認する
  • 名前がわからない所は写真に印をつけて送る

こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

部屋の建材や部材には、それぞれ名前があります。たとえば床と壁の境目についている細長い板は「巾木(はばき)」、ドアのまわりの木の部分は「木枠(もくわく)」です。名前を知っていると、管理会社や工事の業者に電話やメールで説明するときに、話がぐっと早く通じます。

実際に部屋へ行って説明できればよいのですが、電話やメールだと「どこの何が」を伝えるのは意外と難しいものです。家庭科の授業で習ったような気もしますが、あらためて写真で紹介します。

建材・部材の名前の一覧

この記事で紹介する名前を、先に表にまとめました。

名前(読み方) どこにあるもの? つい言ってしまう言い方
巾木(はばき) 床と壁の境目にある細長い板 床の横の縁についている木のやつ
木枠(もくわく) ドアや扉のまわりの木の部分 扉がついている木の部分
養生材(ようじょうざい) 搬入のとき、傷がつかないように貼るもの 傷よけのシート
ハンガーパイプ 収納の中で服を掛ける棒 収納の中の金属の棒
パッキン 蛇口などにある、水もれを防ぐゴムの部品 黒くて丸いゴムのようなもの
エアコン用のパテ エアコンのホースが壁を通る穴をふさぐもの ホースのところの粘土みたいなやつ
入ずみ(いりずみ) 壁と壁がくぼんで合わさる角 へこんでいる角
出ずみ(でずみ) 壁と壁が出っ張って合わさる角 出っ張っている角

部屋の中にある部材の名前

巾木(はばき)

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名前を知らないと「床の横の縁についている木のやつです」と言ってしまいがちですが、巾木(はばき)という名前がちゃんとあります。

素材は本物の木で作られたものから、塩ビや樹脂で作られたものまでさまざまです。賃貸ではコストを安くできるので、塩ビが多い印象です。

木枠(もくわく)と養生材

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「扉がついている木の部分」は、木枠(もくわく)といいます。

木枠は、モノを運び込むときにぶつけて傷をつけやすい場所です。工事の現場でも、木枠を取り付けてから設備を運び込むことはよくあります。そのため、搬入や搬出のときは必ず養生(傷がつかないように保護すること)をします。養生をしないで傷をつけてしまうのは、本当によくあるケースです。

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こちらがよく使われる養生材です。引越しで大きな家具を運ぶときは、木枠に傷をつけないよう気をつけましょう。退去のときに傷が見つかると、話し合いが必要になることもあります。

ハンガーパイプ

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「収納の中にある金属の棒」は、ハンガーパイプと呼ばれています。服を掛けすぎてたわんだり、取り付け部分がゆるんだりしたときも、この名前で伝えればすぐにわかってもらえます。

パッキン

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画質が粗くて見づらいですが、「黒くて丸いゴムのようなもの」と言いたくなる部品です。これはパッキンといいます。賃貸の契約書などにも出てくる言葉です。

パッキンのような消耗品は、交換の費用をだれが持つかが契約書に書かれていることがあります。物件や管理会社によって違うので、気になるときは契約書を確認してください。

エアコン用のパテ

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「エアコンのホースのところについている粘土みたいなやつ」は、エアコン用のパテと言えば確実です。名前がわかっていれば、通販サイトなどでも探せます。

ただし賃貸では、エアコンが部屋の設備なのか、前の人が置いていったものなのかで連絡先が変わることがあります。自分で手を入れる前に、管理会社に確認しておくと安心です。

場所を指し示す言葉:入ずみと出ずみ

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壁の角のうち、くぼんでいる部分は「入ずみ(いりずみ)」、出っ張っている部分は「出ずみ(でずみ)」と呼びます。

これは工事現場の人がよく使う言葉です。現地を一緒に見なくても「◯◯号室のリビングの出ずみ部分なんだけど」と言えば、それで話が通じたりします。

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暮らしっく不動産の事務所にある入ずみです。

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こちらは事務所にある出ずみです。壁紙のはがれや傷は角に出やすいので、場所を伝えるときに便利な言葉です。

修理の連絡で上手に伝えるコツ

建物の修理をするときは、どの部分がどのように壊れているのかを確かめる必要があります。場所や部材によって、手配する部品や業者が違ってくるからです。

連絡するときは、次の3つをそろえると伝わりやすくなります。

  1. 場所:どの部屋の、どのあたりか(例:リビングの出ずみ、玄関の木枠)
  2. 部材の名前:わかる範囲でOK(例:巾木、ハンガーパイプ)
  3. 状態:はがれている、ゆるんでいる、水がもれている など

一番よいのは部材の名前を知っていることですが、わからないときは写真を撮って印をつけ、「この部分です」と見せるのが確実です。写真があれば、名前があいまいでも行き違いが起きにくくなります。設備が壊れたときの連絡先は賃貸の設備が故障したらどこに連絡する?にまとめています。

水回りのすき間を埋めている目地材についてはコーキングとシーリングの違いで、間取り図に出てくる略語は間取り図のPS・MBとは?で、図面の種類については図面と一言でいっても種類がたくさんありますで紹介しています。あわせて読むと、部屋や建物の話がぐっとわかりやすくなります。

さいごに

ぼくが住宅メーカーにいた頃も、工事現場で仕事をしたときも、まずは建材や部材の名前を覚えるところから始めました。共通の言葉があると、意思の疎通がとても速くなります。

全部を覚える必要はありません。この記事の一覧表をスマホに保存しておいて、困ったときに見返すだけでも、管理会社や業者とのやりとりがスムーズになるはずです。