こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。


高尾山のような郊外でなくとも都心部も紅葉シーズンに突入してきました。
わざわざ郊外まで行かなくとも手軽に紅葉が見れるということもあり、今回は北区西ケ原にある旧古河庭園に行ってきました。

前回、バラの庭園として有名な庭園としてご紹介しましたが、実は日本庭園もあるので紅葉スポットとしても有名です。

春バラと洋館のライトアップ
https://www.kurachic.jp/column/1210/

交通

〒114-0024 東京都北区西ヶ原1-27-39

  • JR上中里駅 徒歩7分
  • 東京メトロ南北線西ヶ原駅 徒歩7分
  • JR駒込駅 徒歩12分
  • 都電荒川線飛鳥山停留場 徒歩18分

旧古河庭園の紅葉

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教科書にも出てくる建築家、ジョサイア・コンドルが設計に携わっています。


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秋バラと洋館。

西洋館とバラ園という見事な組み合わせ。
きちんと手入れされている庭は見ていて気持ちいいです。

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バラ園の反対側を見渡すと見事な日本庭園が広がっています。
西洋館+西洋風の庭+日本庭園というのがこの建物の構成です。
現代の東京の生活に置き換えると、多くの家で猫の額ほどの広さの庭を楽しむというのがほとんどですが、
この時代のお金持ちは建物の何倍もの庭を持って楽しんでいたのだろうと想像できます。
余裕がありますね。

ちなみにwikipediaを見てみると下記の記述があります。

洋館南側には洋風庭園がある。全体的には、斜面に石の手すり、石段、水盤などが配され、バラ園のテラスが階段状に連なっており、立体的なイタリア式庭園となっているが、テラス内部は平面的で幾何学的に構成されるフランス式庭園の技法があわせて用いられている。

バラのテラス庭園は、1段目の花壇は正しく左右対称形であるが2段目から中央の階段を挟んで左右に方形の植え込みとなっている花壇東側の方形北東部が斜面突出部によって欠けている。これはコンドルが敷地下部の日本庭園との調和をはかるため意図的にバラ園の対象形を崩したものと推測されている。

現在、バラ園には、約100種199株のバラが植えられている。

3段目のテラスは非整形的なツツジ園となっており、手前の西洋庭園と奥の日本庭園との連続性をもたせる仕組みになっている。コンドルは単なる西洋建築の技術者ではなく、「日本の山水庭園」("Landscape Gardening in Japan")という著作もあるほど日本庭園に対する造詣を持っていたので、日本庭園との調和を計算に入れて建築、築庭を苦心した。

出典:wikipedia  旧古河庭園

コンドルってすごい建築家ですね。
講演会とか合ったら一度お話を聞いてみたかった。

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日本庭園にある紅葉です。

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日本庭園の中には茶室も完備。
こういう生活を3日ぐらいしてみたいです。

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よーく見ると黄色、赤、オレンジ、緑のグラデーションなんですよね。
こんな都心部でこれだけの紅葉を見れる贅沢(入場料150円)


実はこの旧古河庭園の近くに六義園(りくぎえん)という紅葉をライトアップしている公園があるのですが、そちらはとんでもない人の量でしたので断念。ですが、並んででも見てみたいという人にはライトアップされた紅葉おすすめです。

〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目16−3

  • JR山手線または地下鉄(東京メトロ)南北線の駒込駅より徒歩7分。
  • 都営地下鉄三田線の千石駅より徒歩10分。
  • 開園時間:午前9時-午後5時(時期により延長することがある)。
  • 駐車場:なし。

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日本庭園側から西洋館を見たところ。
紅葉と西洋館の組み合わせが案外似合っています。
ここが北区西ケ原だとは誰も想像がつかないでしょう。

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写真を撮っている人が多かった紅葉。
ちなみに紅葉の色の違いは色素が異なるからです。
緑→クロロフィル
黄色→カロチノイド
赤色→アントシアニン

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敷地の高低差を利用した滝。

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この日のベストショット。

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都心部にこういう家あったらいいですが、家賃相場知っているだけにとんでもない家賃になることは間違いないと思います。(ちなみにここは都立公園です。)
園内の紅葉は今がまさに見頃とのことで、気になる方はお散歩してみてはいかがでしょう。

公式HP
https://www.tokyo-park.or.jp/announcement/034/detail/39533.html