こんにちは。
暮らしっく不動産の徳留です。
家電の中で電池を使用しているものって案外多いと思います。
少し思い出してみましょう。
- ガスコンロ(単1とか単2)
- エアコンのリモコン(単3とか単4)
- テレビやDVDのリモコン(単3とか単4)
- 時計(単2や単3や単4)
- 照明器具のリモコン(単3とか単4)
仮に電池が切れたとしても例えば時計でいえばスマホで代用など)無くてもさほど緊急度は高くないのですが、
無いと不便、それはそれで気持ち悪いというのが電池を使用した機器です。
家電が動かなくなり、いざ新品の電池に変えてみたもののそれでも動かない。
せっかく新しい電池買ったのになぁとなることありませんか?
家電にも寿命があるので、電池が切れたのか家電そのものが壊れているのか問題の切り分けを事前にしておくと良かったですね。
バッテリーチェッカー
かつてミニ四駆で遊んだ世代の人なら馴染みがあるかもしれませんが、こういう時に役にたつのがバッテリーチェッカーと呼ばれる機器です。このバッテリーチェッカーは電池の残量を視覚的に調べる事ができる機械です。
色々な種類のバッテリーチェッカーがあるのですが、おおよそ単1から単4、9V電池(四角いやつ)までは計測することができます。
ちなみに写真のバッテリーチェッカーは、ぼくの私物です。
小学生の頃から使い続けて約28年。先日壊れてしまいました。
何故か自宅を探していたら、新品のバッテリーチェッカーを持っていたので買わずにすんだのですが、仮に買ったとしてもそんなに値段のするものではありません。amazonをのぞいてみると一つ90円ぐらいから2,000円ぐらいの価格帯で買うことができます。
先程の写真のタイプは電池残量が充分にある場合は針が緑色の位置にふれます。
半分ぐらいで真ん中の部分。
全くない場合は赤色のエリアに針がふれます。
電池残量が半分以下になったら交換したいところですね。
実際に計測してみる
実際に電池残量を計測してみました。
充分に電池残量がある状態
半分以下の残量
ゼロ
半分以上の電池残量があるのに家電が動かなくなった場合は電池のせいではなく家電そのものの故障の可能性が高いといえます。
買い替え・修理・交換を検討しましょう。
電池の歴史と仕組み
歴史
電池の元々の原理は1780年にイタリア人のガルバーニが発見したそうです。
日本だと松平定信が寛政の改革をしていたころで11代の徳川将軍の頃です。
1868年フランスのルクランシェ 現在の乾電池の原形を発明
1885年 日本の屋井先蔵、乾電池を発明(1887年とする説もあり)
1888年ドイツのガスナーとデンマークのヘレセンス乾電池を発明
1899年 スウェーデンのユングナーがニッケルカドミウム蓄電池発明
1900年 アメリカのエジソンがニッケル・鉄畜電池を発明
参考:panasonic やさしい電池の歴史
https://www.panasonic.com/global/consumer/battery/academy/jp/rekisi.html
電池工業会 なるほど電池Q&A
http://www.baj.or.jp/qa/history/06.html
1885年には時計屋の屋井さんという人が乾電池を発明していたようです。
ですが特許の申請で工面できず乾電池の発明者として名前を残すことができなかったようです。
(元ネタの記事により差異あり)
近年では世界に先駆けて日本発という工業製品や発明って少ないような気がしているので、なんだか誇らしい気持ちになりますね。
仕組み
電気が起こる仕組みは化学反応を利用しています。
一番基本になるマンガン乾電池を例にとると
亜鉛板(マイナス側)と銅板(プラス側)
を硫酸に浸している状態です。
機器のスイッチを入れると回路としてつながりますので、化学反応が起きるようになります。
1.亜鉛板を作っている亜鉛原子が電子を残して亜鉛イオンになる
2.亜鉛板では亜鉛が溶けた分だけ電子の数が増えていく。導線を伝ってプラス極の銅板に移動する。
3.電解液の硫酸(りゅうさん)には水素イオンが含まれている。
同じ電解液の中に亜鉛イオンが生じてくると、水素は亜鉛よりもイオンになる力が弱いので、水素イオンは銅板に移動してきた電子とくっついて、水素ガスに戻る。
電子が消費されると、また亜鉛板から電子が移動する。
上記の説明を図にすると下のような形でしょうか。(大雑把ですが)
電流はプラス極からマイナス極に流れます。
電子の流れはこの逆です。
電流の大きさはA(アンペア)で表します。
電池が無い状態とは?
"電池が無い"とみなさん表現しますが、電池がない状態とはどのような状態のことを指すのでしょうか。
先程の理論から考えると、マイナス極である亜鉛が溶けることができなくなった状態が"電池が無い状態"となります。
また乾電池が機器に必要な電圧を起こせなくなった状態も"電池が無い状態"と表現することができます。
さいごに
電池は買ってもさほど値段はしませんが、(今では100円ショップでアルカリ乾電池が買えたりしますね。)
買いに行く時間や手間を考えると一家に一個あってもいいと思います。
amazonでも買えますので揃えてみてはいかがでしょうか。