こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
特に地方から東京に引っ越してくる人達や、東京に住んでいても実家から出て初めて一人暮らしをする人は"更新料"についての概念が希薄な場合があります。
端的にいえば、"東京の物件は更新料がかかるので貯金をしましょう"というお話です。

更新料とは

日本の一部地域においては、賃貸借契約の契約更新の際に、借主から貸主に対して更新料が支払われることが慣行となっている地域がある。2007年の国土交通省の調査によると、南関東や京都で多い一方、大阪・兵庫などでは行われていないという結果が出ている(大阪・兵庫において、更新料の支払があるのは稀である)。

出典:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%B4%E6%96%B0%E6%96%99

賃貸の普通借家契約の場合、2年契約であることが多いのですが、その後もその家に住みたいのであれば契約を更新してくださいね。その際に費用がかかります。というのが"更新料"です。
東京や関西の一部地域で残っている文化なのですが、この文化がない地方の人からすると2年後にお金かかるという概念が無いのも当然です。

更新時にどれぐらいの費用がかかるのか?

契約内容にもよりますが総額で、賃料の1.5ヶ月分から2ヶ月分がかかる印象です。
例として家賃が7万円管理費が2,000円の物件で考えてみましょう。

例1

更新料 1ヶ月分  70,000円
火災保険料(2年間) 19,000円
家賃保証会社更新料(総賃料の30%) 21,600円
TOTAL  110,600円(約1.5ヶ月分)

上記のような契約の場合11万円ぐらいは貯金をしておく必要があります。
物件のある地域にもよりますが、家賃相場が安いエリアの不動産会社や昔から地場で活躍しているような不動産屋の場合は更新事務手数料をとる場合もあります。

例2

更新料 1ヶ月分  70,000円
更新事務手数料 (賃料の25%) 17,500円 
火災保険料(2年間) 19,000円
家賃保証会社更新料(総賃料の30%) 21,600円
TOTAL  128,100円(約1.77ヶ月分)


感覚としては少し下町感のあるエリアだと更新事務手数料がかかってくる物件が多い印象です。
そしてもう一つ、家賃相場に対して毎月の家賃が安い物件や敷金礼金ゼロゼロ物件も更新時にかかる費用が高めな傾向があります。

例3

更新料 1.5ヶ月分  105,000円
更新事務手数料 (賃料の25%) 17,500円 
火災保険料(2年間) 19,000円
家賃保証会社更新料(総賃料の30%) 21,600円
TOTAL  163,100円(約2.26ヶ月分)

この例3のようなケースの場合、その家に住み続ける限り2年毎に2.26ヶ月分の出費がかかります。
先程も書きましたように、家賃相場に対して毎月の家賃が安い設定であったり、初期費用が安くて住む敷金礼金ゼロゼロ物件などはこのような設定になっている傾向にあります。

資金計画はきちんと立てよう

若いうちは貯金をするのも困難であったり、そもそも更新料の概念が無いという人も多いですが、更新料が払えないし、引越しをするお金も無いとなると途方に暮れるはめになります。
いっときの費用だけで考えれば引越しをするよりも(引越しの初期費用は総賃料の5から6ヶ月分なので)更新したほうが安いのですが、そのお金も無いとなると行く場所を失ってしまいます。

ですので契約期間の2年間の間に家賃の2ヶ月分程度は資金をプールしておく必要があるのです。

さいごに

おっ!この広さでこの家賃!お得!と思って何も考えずに申し込んでしますと2年後の更新時に苦い思いをすることになります。更新料の多くは不動産屋などでもらえる右下の備考の部分に小さな文字で書いて有ることが多いです。見逃さないようにしましょう。

もちろん大切なことなので契約書にも記載があります。
こちらは更新料1ヶ月と事務手数料がかかるケースです。

あれ?そろそろ更新の時期かもと思った方は、一度契約書を見直してみるといいかもしれません。