こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
3月といえば引越しのシーズン、仕事柄引越しをする人のお手伝いをしているので、引っ越す人ってこんなにいるんだ?
と思ったりするのですが、全国的なデータはどうなのかな?と調べてみました。
今回は国立社会保障・人口問題研究所(http://www.ipss.go.jp/index.asp)が発表したデータを元に見ていきたいと思います。
平均引越し回数3.04回(2016年データより)
総数 | 男性 | 女性 | |
2016年の調査 | 3.04回 | 3.06回 | 3.03回 |
年齢が上昇するに連れ、引越し回数は上昇するものですが、全年齢における平均値としては3.04回という数字が出ています。(2016年の調査データ)
年齢階級別にみた場合、50〜54際で4.23回ともっとも多くなり、55歳以上になると低下傾向になります。
そのような意味では生涯で引越しをする回数としては4.23回と考えていいかもしれません。
データ・グラフ引用元:2016年社会保障・人口問題基本調査
第8回人口移動調査
国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-idou/j/migration/m08/ido8gaiyou.pdf
5年前の居住地と現住所が異なる5歳以上の人の割合22.4%
調査年 | 居住地が異なる人の割合 |
2006年 | 27.7% |
2011年 | 24.7% |
2016年 | 22.4% |
5年前の居住地と現在の住所が異なる5歳以上の人の割合は2016年の調査では22.4%なのだそうです。
ここ10年間で考えると長く住むということを考える人が多いようですね。
データ引用元:2016年社会保障・人口問題基本調査
第8回人口移動調査
国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-idou/j/migration/m08/ido8gaiyou.pdf
都道府県別平均引越し回数
引越し回数の多い都道府県ベスト5
順位 | 都道府県名 | 平均引越し回数 |
1 | 北海道 | 4.30 |
2 | 東京都 | 3.71 |
3 | 神奈川県 | 3.63 |
4 | 宮崎県 | 3.53 |
5 | 山口県 | 3.37 |
引越し回数の少ない都道府県ベスト5
順位 | 都道府県名 | 平均引越し回数 |
1 | 福井県 | 1.89 |
2 | 新潟県 | 1.92 |
3 | 山形県 | 2.00 |
4 | 岐阜県 | 2.04 |
5 | 秋田県 | 2.08 |
引越し回数の多い・少ないベスト5を並べてみました。
この手の多い都道府県は"東京"だったりするんだろうなと予測していたのですが、実は北海道が第一位でした。
確かに、暮らしっく不動産にお問い合わせが多いお客さんの県を考えると北海道が多いような気もします。
ベスト5だけでなく、他の都道府県も気になるよという方のために、データをエクセル形式にしてみました。
データ元にも記載があるのですが、熊本県、大分県由布市のデータは入っていないとのこと。
データ元:2016年社会保障・人口問題基本調査
第8回人口移動調査
国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-idou/j/migration/m08/ido8gaiyou.pdf
東日本の人は東京へ西日本の人は大阪府へ
出生した都道府県に残る人、都市部へ移動する人と様々な人がいますが、出生都道府県別にどこのエリアに移住しているのかを表したデータがありました。東日本エリアの多くの都道府県で現住所が東京都、西日本の多くの都道府県で大阪府という結果になっていました。
データ元:2016年社会保障・人口問題基本調査
第8回人口移動調査
国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-idou/j/migration/m08/ido8gaiyou.pdf
自分自身の引越し履歴を考えてみた
0歳 鹿児島県で生まれる
0歳 千葉県
5歳 福岡県
8歳 東京都(多摩地区)
12歳 宮崎県
15歳 東京都文京区
24歳 神奈川県川崎市
24歳 東京都北区
26歳 東京都文京区
33歳〜 東京都豊島区
文字にきちんと書き起こしてわかったことなのですが、父親の仕事の関係もあって、既に人生で9回も引越しをしていることがわかりました。我ながら引越しの回数にちょっとびっくりしております。
今回参考にした国立社会保障・人口問題研究所のデータを見ると引越しの理由としては世代ごとの1位の事情が下記のようになっています。
沢山引越しをしてきたこともあって、そろそろどこかの土地に落ち着きたいような気分なのですが、さて、どこの土地に落ち着こうかなという根拠のある場所を模索中といったことろでしょうか。
- 15-19歳 入学・進学
- 20-24歳 入学・進学
- 25-29歳 結婚
- 30-39歳 住宅事情
- 40-49歳 住宅事情
- 50-64歳 住宅事情
- 65歳以上 住宅事情
全国に支社のあるような企業であったりすると仕事上の理由で転勤となるわけですが、沢山引越しをしてきたのもあって、できることなら地元といえる場所がそろそろ欲しいかなというのが個人的な感想です。
住む場所、働く場所ちょっと考えてみるのもいいかもしれません。