こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

内見に行って、申し込みを迷うケースがあると思います。
"なんだか良さそうだなぁ。でもこの場で申し込みを即決していいのかなぁ?"という具合です。

初期費用であったり引越し費用を考えると、それなりの費用がかかるものですので悩む気持ちもよくわかります。
ですが、申込みは先着順という世界です。
いいなぁと思っている間に他の人に申し込まれてしまい物件を逃してしまう可能性もゼロではありません。
そんな時にチェックしておきたいポイントを書いておきたいと思います。

最近ではあまり聞かれなくなりましたが、よく経営者の方が会社経営に必要な要素として"ヒト・モノ・カネ・情報"と言っていた時代がありました。
物件に申し込もうかどうか迷っている!といった時に、"ヒト・モノ・カネ・情報"といった観点(本来の意味とは少々ずれる部分もあるのですが)で考えていくとすっきり整理できていいですよ。
考えるべきところはきちんと考えて早い選択をするというのがポイントです。

1.決定権者の承諾はとれている?(ヒト)

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一人暮らし、家族暮らしにせよ、決定権者がいます。
例えば初めての一人暮らしであれば、本人以外に親という場合もあります。
家族暮らしであれば、ご主人・奥さんのどちらもありえます。
いわゆる最終的に決定権を持っている人の承諾をとっておく必要があるのです。
勝手に申し込んで実はそんな話聞いてなかったという事にならないようにしましょう。

ちなみにではありますが、戸建て住宅の営業をしていた経験から申しますと、家の建て替えや購入などの場合、夫婦だけでなく親が決定権者ということは多々あります。
夏季や冬季などの連休前は話が盛り上がっていたのに連休を挟んだら親と意見が折り合わず計画が頓挫するという事はよくある話です。

2.物件は大丈夫?(モノ)

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物件を探しているとついついこの"物件(モノ)"の部分に目が行きがちなので、大丈夫かとは思うのですが、物件の状態です。
どうしても譲れない設備、許容できる広さ、自分の中で優先順位をつけたものがクリアできているかどうかというところを考えてみましょう。
欲をいえば新しくて広くてとなりますが、都心部の物件だとなかなかそうもいかないというのが現実。
基本的に物件の家賃は家賃相場を元に設定されています。
相場と比べてお得なものにはお得な理由(築年数が古い、駅から遠いなど)があり、家賃相場よりも高いものには高いなりの理由(築年数が新しい、設備が整っている、駅から近い)があります。
少々駅から遠くても平気な人にとっては駅からの距離という部分で家賃を払うのはもったいないわけですから、他の人からしたらマイナスの部分を許容できるかどうかというのがキーポイントになってきます。

3.条件は大丈夫?(カネ)

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内見に行くと、部屋の内装状態、クリーニング状態、生活動線、日当たりなどに目が行きがちです。
例えばそこがとても気に入った物件だったとしても契約条件が厳しい場合があります。

部屋が綺麗=契約状態もいい物件

とは限りません。
むしろ、都心部の物件は綺麗な部屋ほど契約条件は厳しい事が多いです。

24時間サポートや抗菌消毒費用の必須の有無など備考の部分などを冷静に考えてみましょう。
長期で住もうと考えている人の場合は更新料の金額(新賃料の1ヶ月、1.25ヶ月、1.5ヶ月など)、更新事務手数料の有無なども考えておくといいかもしれません。

  • オプション項目の必須の有無
  • 長期(2年以上)で住むことを考えている場合の更新料の金額

これらは図面の備考に必ず記載がされているわけではなく、募集会社によっては記載していない場合もあります。
部屋の内装やクリーニング状態で複数の部屋で迷った場合や即決するべきか否かで迷ったらこの"条件"の部分で比較をしてみましょう。

4.その街で生活するイメージができるかどうか(情報)

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これから住もうとしている街で生活するイメージができるかどうかというのも重要なポイントです。
スーパーや駅までの道のり、現在の家になるとどのような生活になるか想像力を働かせましょう。

  • この街になると職場からの帰り道にこの駅に寄って買い物ができる。
  • この街になると友人の◯◯の家と近いからたくさん遊べるだろうなぁ。
  • この路線を使ってこの時間に出勤すると満員電車かもしれない。

こういったものでかまいません。
その街に暮らすことによって自分の生活がどのように変わるのかというのを想像するのがポイントです。

さいごに

自分自身を経営するという意味ではヒト・モノ・カネ・情報のバランスを考えていくのも大切です。
もちろん他のどれだけの要素を削ってでも◯◯の部分は満たしたいという経営方法も有りだとは思いますが、迷った時にふと思い出してみると冷静な判断ができるかもしれません。
迷った時の参考にしてみてくださいね。
それでは。