不動産賃貸は「審査」があります。
「審査」と聞いただけでちょっと緊張する人もいるのではないのでしょうか。
審査の内容は不動産屋によって様々ですが、一番大事なポイントは同じです。
「家賃をしっかり払っていけるのか」
この一点に尽きます。
ここさえしっかりしていれば、基本通ります。
しかしながら審査に落ちてしまうケースもあります。
うちは管理もやっているので、審査も行います。
今回は管理会社だから分かる「審査に落ちる理由」を紹介していきたいと思います。
1. 収入に対して家賃が高すぎる
収入に対して家賃のウェイトが大きい場合は、ちょっと危ないです。
家賃の収入の30%。 これが一般的に言われる家賃の目安です。
審査をしている立場として皆さんの収入もみますが、概ね30%?40%に収まっています。
収入に対して50%を超えている場合はかなり警戒されます。 いや落ちる場合がほとんどだと思います。
家賃手当などがある場合は多少見てくれますが、そういった場合はきちんとした書類を出したほうが審査がスムーズです。
2. 仕事が決まっていない
転職などで仕事が決まっていない場合などは、審査が難しくなります。
以前こういったお客さんの審査を担当したことがあります。 こういう場合は貯金残高の証明、敷金の増額などで何とか審査してもらうしかないです。
傾向としては難しいのが現状です。
内定をもらっている場合などは別です。
この場合は、内定をもらっているとう書面を提出することで、審査がスムーズになります。
内定証明の書類は、会社の都合もあるのですぐに発行出来るとは限りません。 部屋を探す前に準備しておくと良いでしょう。
3. すぐ連絡がつかない
申込書類を入れるとすぐに審査が始まります。
この時本人への確認、連帯保証人への確認、緊急連絡先への確認などで、各方面に電話で連絡があります。
あまりにも連絡がつかない場合は審査を見送られてしまう場合があります。
申込みを入れた後は、連帯保証人、緊急連絡先の人に連絡がいくことを伝えておきましょう。
審査を行っているときは、その物件が抑えられていることになります。
長く抑えてキャンセルというのは、大家側としては避けたい状況です。
連絡はすぐにつくようにしておきましょう!
4. 書類の準備が遅い
審査の段階で収入証明などが求められるケースがあります。
書類準備が長引く場合は、一旦審査を打ち切られる場合もあります。
理由は、3の「すぐに連絡がつかない」と同じ理由です。
必要書類などは部屋を探し始める前の段階でしっかり準備しておくことをおすすめします!
5. 仕事が不安定?
フリーランスなどの仕事の場合、仕事が不安定と見られてしまう傾向にあります。
ぼくも以前はフリーランスとして働いていたことがあるので、「フリーランスが全て不安定ではない!」と声を大にして言いたいところでもあります。
こういう場合は、確定申告書、住民税の課税通知書など、公的な収入証明を持っていくと、良い材料となります。
(もちろん収入にもよりますが)
冒頭でも書きましたが審査は「家賃が払えるか」というところが、ポイントとなっています。
ここのクリア出来る材料をこちらからどんどん提出するのも手ではあります。
さいごに
以上が審査で落ちる基準となる大きなポイントです。
その他にも細かなところはありますが大事なのは「家賃を払っていけるのか」というところ。
ここを大家さん、管理会社に判断してもらうのが不動産賃貸の審査です。
余程のことが無い限り審査は落ちません。 今の世の中、部屋は余っていますし。
自分の身の丈にあった物件であれば大丈夫だと思ってよいと思います。
不動産の審査は心配する人も多いと思いますが、余り余計な心配はせず、普通に臨んでいただければと思います。
それでは今日はこのあたりで!