こんにちは暮らしっく不動産の門傳です。

阪神淡路大震災からちょうど20年が経ちました。
Yahoo!も今日は広告なしで、阪神淡路大震災、防災を伝える仕様になっています。


素晴らしい取り組みだと思います。

暮らしっく不動産でも何かできることがないかと考えました。
不動産屋は「法定研修」というのが年に数時間義務付けられているのですが、その法定研修で出た「防災の話題」についてここで紹介したいと思います。

身近にできる、地震対策

具体的な地震対策、防災対策として、以下のような優先順位で項目が上げられていました。

  1. 建物の耐震対策
  2. 家具の耐震対策
  3. 震災直後の為の対策
  4. 震災後3日間の為の対策
  5. 震災後の対策


一般的に防災対策というと「備蓄」を考える人が多いかと思いますが、これは「地震が起こって行き残った場合」にのみ有効です。
水や食べ物、充電器などの「備蓄品」は、重要項目としては一番下です。

阪神淡路大震災 死因

阪神淡路大震災、神戸市内で亡くなった方の数は「2,416人」。
大半の方が「建物や家具」で亡くなったとの司法解剖結果が出ています。

「備蓄」の準備をするのではなく、「建物や家具」に対して「耐震対策」をするのが大切だということが分かると思います。

具体的な地震対策

それでは具体的にどのような防災対策、地震対策をしていけば良いか。
これについても紹介していきたいと思います。

1. 建物の耐震対策

建物が新耐震基準かどうかチェックをしましょう。

新耐震基準 
建物の施工年 昭和56年6月1日以降


マンションは「耐震診断」を受けているか、古い建物は「耐震補強」をしているか、確認をしましょう!

誰でもできる、我が家の耐震診断(日本建築防災協会ホームページ)
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/kodate/wooden_wagaya.html

2. 家具の耐震対策

建物の次は「家具の地震対策」です。

消防庁などが、地震による対策をまとめています。
これはすぐにでも出来ることだと思うので、一度読んでおくことをおすすめします。


地震による家具の転倒を防ぐには(総務省消防庁)
http://www.fdma.go.jp/html/life/kagu1.html

「壁の桟と家具の桟をL型金物で止めるのね」

固定のための金具にはL型金物と木ネジを用い、L型金物を壁の桟に対して直角に家具の上部に置き、木ネジでとめます。 ただし、木ネジは壁の桟に届かないと効果がないので、ボードの厚みを考慮する必要があります。 しかも、家具の上部ならどこでも良いというわけではなく、両端部分の、しかも家具自体の桟が確実に入っている位置に金具を取り付けましょう。家具の桟が入っていない位置では、金具を取り付けても確かな効果は得られません。 また、一般的に壁の縦桟は30cmあるいは45cmの間隔で入っていますから、家具の幅や置きたい場所によってはうまくあわない場合があります。 そこで、家具の位置を自由に決められるよう、家具の高さに合わせて、横木を壁の桟に取り付けます。その横木に、L型金物で家具を固定するわけです。




特にここは読んでおきたいポイントです!



最後に

悪いことはなるべく考えたくありませんが、日本は地震大国です。
これからも多くの地震が起こると予測されています。
しっかり考えて「防災対策」を準備しておきたいものです。


「震災から学び、未来に備える」

過去のデータから「どのような対策が効果的か」ということが具体的に示されています。
間違った準備でなく、正しい準備をすることがとても大切です。


今日はこのあたりで。