2015/01/25

嘘つき不動産屋に気をつけて!

部屋探し
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こんにちは暮らしっく不動産の門傳です。
サッカー日本代表がまさかのベスト8敗退。 残念でなりません。

さて、今日は「不動産屋の言ってることはホント?」という話題です。
不動産屋というと「胡散臭い」など印象がとことん悪いです。
また、この時期になると「早くしないと決まっちゃいますよ!」という、契約を焦らせる不動産屋が多いようです。
今週案内したお客さんから以下のような話しを聞きました。

  1. 転勤のお客様   2月引越予定で、12月から部屋を探していたが「年内が引越が多い。年内に決めて契約しないと物件がなくなる」と急かされた。
  2. 大学生のお客様  3月に引越予定、1月から物件を探し始めると「1月中に決めないと、物件がなくなる! 早くしたほうがいいですよ!」と急かされた。


不動産屋の人が言う言葉は基本的に根拠がないことが多いです。 賃貸の営業の人なんかは特に。
きちんとした意見を通すには根拠が必要だと思います。

ということで、簡単に世の中の指標が調べられるツールをご紹介します。

Googleトレンド

Google Trendsでは、入力した単語の検索数をグラフで示してくれる。このときその単語に関連したニュースを見る事ができ、特に検索数が多いときに何があったのかが分かるようになっている。特定の国、期間に絞ったグラフを見ることもでき、また世界中の都市や国、言語毎にどこでの検索が最も多いのかのランキングも提供される。さらにコンマで区切ることにより複数の単語のグラフを比較することも可能である。

目的とするキーワードがいつの時期に増えるのかということも調べられます。
これを使うことにより、世の中の流れが少し分かります。

今回は、Gooleトレンドを使って「不動産屋の言っていたことが本当なのか?」を検証していきたいと思います。

ケース1 年末は引越が多い?

転勤のお客様   2月引越予定で、12月から部屋を探していたが「年末が引越が多い。年内に決めて契約しないと物件がなくなる」と急かされた。

このケースについて考えていきたいと思います。
世の中の人がいつ「引越」を検索するか見てみましょう。

このようにピークは毎年「2月、3月」です。
12月は1年で一番少ない時期になっています。


よって「年末が引越が多い」というのは、嘘になります。

ケース2 1月中に決めないと物件がなくなる?

大学生のお客様  3月に引越予定、1月から物件を探し始めると「1月中に決めないと、物件がなくなる! 早くしたほうがいいですよ!」と急かされた。

世の中の人がいつから部屋を探し始めるのか、キーワードを「賃貸」に見ていきます。


1月2月がピークになっています。
この時期に探し始める人が多いというのがわかります。

2月にもピークが来ているということで分かるように、2月でも賃貸物件はなくなりません。

よって、「1月中に決めないと、物件がなくなる」これも、嘘になります。


ちなみに、この大学生のケース、別の不動産屋ではわざと少なく物件を見せられていたようです。
実際に市場に出ている賃貸物件を在庫数を見て、「ゆっくり探そう」ということになりました。

良い物件は早くなくなる?

「良い物件は早くなくなる」こう思っている人も多いかと思います。
これは違います。 
良い物件が早くから出ているとは限りません。

「良い物件に空きがあるのか?」

まずはここを考える必要があると思います。
良い物件の定義は難しいですが、物件の多い時期というのはGoogleトレンドを使って調べることができます。
「物件が多い時期ならば、比例して良い物件も出てくるだろう」という考えです。

物件が多い時期 = 物件から出て行く人が多い時期 =「退去」

「退去」とおいうキーワードで、トレンドを見ていきます。




この通り2月3月がピークになります。

「良い物件は早くなくなる」という迷信じみた言葉を信じて、無理に引越を前倒しする人もいますが、物件はいつも変動しています。
適切な時期に、しっかり探す。 これが一番良いと思っています。

まとめ

検証の通り、今回の不動産屋が言っていたことはどちらとも「嘘」の可能性が高いという結果になりました。
契約を急ぎたい、契約を取りたいという気持ちは分かりますが「嘘」はいけません。

不動産屋の言っていることで少しでも疑問に思ったら、まずは自分を信じることが大切です。
不動産のことだからと言って「世の中の常識とずれている」ということはありません。

今回のようなツールを使って「具体的な根拠があるのか?」ということを常に考える事を大切に行動するとよいと思います。

それでは今日はこのあたりで!

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著者
門傳義文
門傳義文

(株)ラインズマン 代表取締役 宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級 「不動産をわかりやすく伝える」をコンセプトに、不動産会社「ラインズマン」を設立。 メディア「暮らしっく不動産」を運営するほか、相談者とともに悩み、考える住まい選びの “プロ”として活動している。 趣味はサッカーと音楽(ベーシスト)。ベースの教則本も執筆している。

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