こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

前回、田端、巣鴨の街をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?地方の人にはあまり馴染みがないけども住みやすい街はどこだろう?とよく考えます。
今回はこちらの街をご紹介させていただきます。

千駄木

近年では谷中、根津、千駄木の3エリアを谷根千(やねせん)と呼びまして下町情緒溢れる街として高い人気があります。

地名の由来は複数あるようですが以下の二つが有名なようです。

  1.  雑木林で薪などを伐採、その数が千駄にも及んだという説
  2.  室町時代の武将・太田道灌がセンダン(栴檀)の木を植えた地であり、この栴檀木が転訛したとの説

どこにあるの?

千駄木は東京都文京区にあります。

主要な路線は東京メトロ千代田線ですが、住所によっては東京メトロ南北線、JR日暮里、西日暮里駅も使うことができます。千駄木という住所は案外広いので選択肢は多めになります。
また都営バスも頻繁に走っています。

東京メトロ千代田線は北綾瀬から代々木上原の間で営業していますが、小田急線とJR常磐線との相互乗り入れも行っているため、実質本厚木や取手まで行けてしまいます。
オフィス街である大手町やお洒落な街で有名な赤坂もカバーしていますので都心へのアクセスも便利です。

観光地でもあり居住エリアでもある

谷根千といえば、谷中銀座商店街が有名で観光地のイメージが強いかと思いますが、朝、出勤して夜に帰ってくる生活を送っている人にとっては日中の観光客の多さはさほど問題ではないかもしれません。千駄木近辺の歩道は狭く、多くの観光客が通るので、なんとなく歩きづらい部分もありますが多くの観光客は仕事から帰ってくる時間には帰ってしまいます。

そして、商店街がクローズアップされがちですが、ちゃんとスーパーもあります。
帰りの遅いビジネスマンにとってスーパーは必須です。
試しにGoogleで"千駄木 スーパー"と入力してみます。

四方向に四件。これは非常にありがたいですね。
このように千駄木は観光地でもあり居住エリアでもあるのです。

文豪と縁がある街

千駄木近辺は沢山の文豪が住んだ街でもあります。

夏目漱石、森鴎外、江戸川乱歩、川端康成
そうそうたるメンバーがこの街に住んでいました。
文京区のイメージが文豪の街というイメージなのもこのあたりからきているのかもしれません。
繁華街とは異なる下町情緒溢れる街で生活してみるのもいいかもしれません。

家賃相場と物件数

もはや恒例のコーナーになってしまいましたこのコーナー。
今回も書いていきます。

ここ1年間の千駄木の物件数と賃料等の平均を出してみました。
条件は

  • 1R,1K
  • 千駄木
  • 風呂、トイレ一緒
物件数(募集があったもの) 868件
賃料(管理、共益込み)平均 7.7万円
専有面積の平均 21.83m2
築年数の平均 20.08年
駅距離(徒歩)の平均 4.12分

次に

  • 1R,1K
  • 千駄木
  • 風呂、トイレ別

にしてみると。

物件数(募集があったもの) 516件
賃料(管理、共益込み)平均 8.5万円
専有面積の平均 23.79m2
築年数の平均 14.36年
駅距離(徒歩)の平均 3.66分

前回の巣鴨と比べると少しだけ物件数が減りましたが、多くの物件がありますね。
風呂、トイレ別にすると駅までの平均距離が近くなることから、駅周りのほうが風呂、トイレ別の物件が多いことがこのデータからおわかりいただけるかと思います。
家賃は巣鴨より1000円安いみたいですね。
文豪も愛した千駄木で住んでみるのもいかがでしょうか?

それでは。