結論:掃除機は、ものをどかし、かける範囲を決めて順番に、ノズルを床と平行に保ってかけるのが正しい使い方です。四方八方に動かすと、かけ残しが出ます。

なぜ重要か:同じ時間でもゴミの取れ方と体の負担が変わるからです。

次にすべきこと:

  • フィルターのゴミを捨てる
  • すき間は剣先ノズルに付けかえる

こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

掃除機の正しい使い方は、①なるべくものをどかす、②かける範囲(面)を決めて順番にかける、③T字ノズルを床と平行に保つの3つが基本です。あわせて、フィルターのゴミを捨てておくこと、すき間やキワはアタッチメントに付けかえることで、効率よくきれいにできます。

大掃除に役立つシリーズとして、今回は出番の多い掃除機の使い方を解説します。「そんなの知ってるよ」と思う人も、基本の確認として読んでみてください。正しい使い方を知れば、掃除の効率も上がります。

そのやり方、合ってる?よくある間違い

力まかせに四方八方へかける

よくある掃除機のかけ方です。力まかせに、あちこちへノズルを向けていくパターンです。こういうやり方をする人は多いのですが、腰も曲がり、体への負担が大きいやり方です。

フィルターがゴミだらけ

当たり前ですが、フィルターにゴミが詰まっていると、吸い込む力が大きく落ちます。吸い込む力が落ちると、掃除の効率も落ちます。何回かけてもゴミを吸ってくれない、という状態になってしまいます。

掃除を始める前に、フィルターやダストケース、紙パックの状態を見ておきましょう。手入れのしかたは機種によって違うので、取扱説明書で確認してください。

コードで壁紙をこすってしまう

これは要注意です。電源コードを無理に伸ばしすぎて、壁紙をこすっていませんか?

部屋の角の壁紙(クロス)は、簡単にこすれて傷になります。コンセントを差しかえながら移動すると、壁紙を傷めにくくなります。賃貸の部屋では、壁紙の傷が退去のときに問題になることもあります。どんな傷が費用の対象になりやすいかは「退去費用」の記事でまとめています。

効率のよい掃除機のかけ方

なるべくものをどかす

ものが多いと、掃除機をかけそびれる場所が増えてしまいます。できるかぎり、ものは移動してどかすようにしましょう。

かける面を決めて、順番にかけていく

掃除機をかけるときは、かける範囲を頭の中で描きながらかけましょう。

上の写真では、タイルカーペットの4面(緑の枠)に掃除機をかけることを頭で描いています。赤い矢印のような順番で面をカバーしていけば、かけ残しなく掃除機をかけられます。

無理なく、すき間なく。ノズルは床と平行に

T字ノズルが床にきちんと当たる距離でかけるようにします。手を伸ばしすぎると先が浮いてしまい、ゴミがうまく吸い込まれません。

こんな状態になるまで腕を伸ばしてかけてはいけません。自分が近づいて、T字ノズルが床と平行になるようにしましょう。

反対に、引きつけすぎて手前側が浮いても、吸い込む力が落ちてしまいます。あくまでも平行にしてかけないと意味がありません。

これが正しい姿勢です。この姿勢のまま、かけられる面を頭の中で選びながら、順番にかけていきましょう。丸くかけたり、四方八方にかけたりしてはいけません。

アタッチメントを上手に使おう

掃除機には、先を付けかえられるアタッチメントがたくさん用意されています。道具の使い分けは、掃除の効率に大きく影響します。

アタッチメント 向いている場所
丸ブラシ(丸ぼうき) 家具のすき間、巾木の上など
剣先ノズル すき間、部屋のキワや隅

丸ブラシ

工事現場のクリーニング屋さんがよく使うのが、「丸ぼうき」と呼ばれる、先にブラシがついた丸いアタッチメントです。家具のすき間から巾木の上まで、いろいろな場所に使えます。

高い機種だと最初からついていることも多いですが、ついていなくても通販などで別に買うことができます。

剣先ノズル

剣先ノズルも掃除機についていることが多いのですが、面倒で付けかえない人や、なくしてしまった人もよく見かけます。すき間やキワを掃除するときは、積極的に使いましょう。

こちらも通販で買えますし、運がよければ100円ショップで見つかることもあります。買うときは、自分の掃除機に合う形かを確かめてください。

もっときれいにするためのひと工夫

ここからは、今回の基本に足しておきたいポイントです。部屋の床材や掃除機の種類によって合う方法は違うので、取扱説明書もあわせて確認してください。

  • 高いところから先に掃除する:棚の上などのほこりは、掃除しているうちに床へ落ちます。上を先に、床の掃除機は最後にすると二度手間になりにくいです。
  • ノズルはゆっくり動かす:速く動かすと、ゴミを吸い込みきれないことがあります。押すときより、引くときにゆっくり動かすのがコツです。
  • 窓を開けて換気する:排気でほこりが舞うことがあるので、換気しながらかけると安心です。
  • 畳やカーペットは目に沿ってかける:畳は目の向きに沿ってかけると、傷めにくいといわれています。

フローリングの手入れでつやを出したいときは、蜜蝋ワックスのフローリングの塗り方も参考にしてください。

どれも特別な道具はいりません。いつもの掃除に一つ足すだけでも、ほこりの取れ方が変わってきます。

部屋の隅と、歩かない場所にほこりはたまる

人が歩くところには、ほこりは案外少ないものです。ゴミがたまっているのは、歩かないところや部屋の隅です。

部屋全体のほこりを減らしたいなら、大掃除のときぐらいは、ものをきちんとどかしてほこりを吸い取りましょう。アレルギーの原因やダニを減らすことで、快適に暮らせますように。

あわせて、ほこりがたまりやすいエアコンの手入れは「エアコンのフィルター掃除」、壁の汚れは「壁紙の掃除」の記事で紹介しています。