こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
今週は親戚が東京に出てくるということで部屋探しのお手伝いをしたり、お問い合わせのあったお客様の物件の内見をしたりと外に出ることが多い週でした。
ぼくら不動産屋からすると、物件の図面を見てもらって内見というのは何の疑問も持たず行われる事柄なのですが、内見ってどこを見たらいいのでしょうか?と質問を受けたので、コラムに書いておくことにします。
たしかに、内見って部屋を見に行くのはわかるけども、そのポイントは?と聞かれると引越しに慣れている人にしかわからないかもしれないですね。
内見
暮らしっく不動産もそうですが、お問い合わせがあると、お客様のご希望に近いであろう物件情報を探してお客様に提示します。図面があっていくら写真が充実しているとはいっても広さの感覚や周辺環境はわからないもの。
その中から気になった物件を実際に見にいくのが内見です。
ちなみにですが、週末にファイルバインダーを持った人を見ると、同業者だとすぐわかってしまうのは職業病です。
1.周辺環境
ぼくは車で行くこともあるのですが、極力電車で行くようにしています。
東京の賃貸に住む多くの方は電車通勤が多いからです。
最寄駅から物件までの周辺環境を見るのも大事です。
女性であれば夜道は大丈夫かな?とか近所の家に変な人がいそうな物件ないかな?とか。
繁華街であれば夜もうるさいのかな?とか。
最寄の駅から物件までの間にコンビニやスーパーはあるのかな?
とか実際に住むことを想像しながら街を見て回りましょう。
2.部屋の雰囲気
以前に接客したお客様で「自分が住むイメージがまったくわかない物件とイメージがわく物件がある。」とおっしゃっていたお客様がいらっしゃいましたが、なんとなくその気持ちわかります。
仕事場の次に長くいる場所になるわけですから部屋の雰囲気でここに住むイメージじゃないなぁと思うこともあるかもしれません。生活がしづらそうな間取りもある場合があります。
常に自分が住むことをイメージしながら見るようにしましょう。
3.部屋のサイズ
ここの部屋に住むかもしれない!と思ったら、部屋のサイズを測っておくといいかもしれません。
引越し先の物件に何度も足を運ぶのも時間をとってしまいますから、部屋のベッド配置等を考えるのに、縦方向に置くのか横方向に置くのかというのを考えるうえでも、不動産屋からもらっている図面にどんどん書き込んでいきましょう。
寸法を測っておいたほうがいいのは、
- 部屋の縦横
- 洗濯機置き場の防水パンのサイズ
- 洗濯機置き場の水道までの高さ
- クローゼットの奥行きと高さ(ハンガーポールまでの高さ含む)
- 冷蔵庫置き場のサイズ
- 床からカーテンレールまでの高さ
を測っておくと何かと便利です。
4.コンセントの位置
延長コードを使えばいくらでも電気はとってこれますが、部屋としては配線だらけで美しくありません。
テレビのアンテナ線の位置やコンセントの位置も把握しておくと引越し計画がスムーズです。
これも不動産屋にもらった図面に書き込んでいくといいでしょう。
- 壁コンセント2口
- テレビアンテナ線
- 電話線
- 光ファイバー線
このあたりですかね。
5.収納
モノが多い人もいれば少ない人もいます。自分の荷物が備え付けの収納におさまるか考えておきましょう。
いらないものはどんどん捨てるのが手っ取り早いのは重々承知なのですが、捨てられない人なのでいつも困っています。
スノーボードの板とかかさばりますものね。
6.設備
ここはみなさんきちんと見ているかと思いますが、設備系も見ておきましょう。
ウォシュレットの有り無しやエアコンの製造年(エアコンは年々電気代が安くなっているので)や追い炊きができるのかできないのかといったところです。
図面に間違いがある場合もありますが、多くの物件は図面優先ではなく現況が優先になります。
7.携帯の電波
これも忘れがちなのですが、携帯の電波の確認を行いましょう。
一般的に木造は電波がとおりやすく鉄骨、RCとなるにつれて携帯の電波はとおりにくくなります。
23区なら大丈夫でしょ?と思いがちですが、奥地に入り込んだようなRCの物件の1Fなどの場合、居室に電波が届いていないという場合もあります。(ぼくが体験したことあるので)
各携帯キャリアはホームアンテナを出していますので、それで改善する方法もありですが工事が必要になりますので、管理会社に確認が必要ですね。
ソフトバンク
http://www.softbank.jp/mobile/service/home_antenna/about/
docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/radio/radio_support/solution/
au
http://www.au.kddi.com/mobile/area/dennpa-support/
さいごに
内見の時に見ておいたほうがいいポイント7点を書いてみました。
携帯のカメラで写真を撮っておくのもいい方法です。
1日に複数件みる場合は1日経つと最初のほうの物件の記憶は薄くなっている場合が多いです。
カメラで記憶しておくと後で何かと便利です。
まもなく引越しシーズンが到来しますが、参考にしていただければと思います。
それでは!