こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
先日NHKの震災特集の番組を見ていて、なかなか興味深いツールが紹介されていたのでご紹介したいと思います。
まずはツールの説明の前に大事なことを書いておきます。
通電火災が危ない
阪神・淡路大震災での火災 「通電火災」の可能性も(NHKニュース)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160117/k10010375351000.html
この話を特集でも言っていたのですが、通電火災が危ないらしいのです。
通電火災とは、地震により停電になったあと、電力会社により早急に電気が復旧されたとします。
部屋の中は地震の影響によりぐちゃぐちゃ。例えば電気ストーブが倒れていて、転倒スイッチがぐちゃぐちゃになった家具などにより押されていたとします。
そうすると、通電された時に倒れた状態のままでも電気ストーブが稼働。
上や下にある燃えやすいものに引火して火事が起こる現象です。
通電火災による死者が増えたのは最近解明されたようなのですが、(NHKすごい!)これで助かるはずだった命も沢山あったようです。電気の復旧はライフラインの中でも早いほうだと言われていますが、電気が復旧したことにより助かる命もあれば瓦礫の下に閉じ込められた状態で電気を復旧したことにより助からなかった命もあるわけで。
難しい問題です。
ブレーカー自動遮断装置 スイッチ断ボール
番組の中でも紹介されていましたが、ブレーカー遮断装置 スイッチ断ボールが有効なのだそうです。
仕組みは単純で、一定の大きさの地震が起きると、ボールが落下。その先に紐がついていて、ブレーカーをガクンと落としてくれます。ブレーカーをあげるのは人間ですから、もし万が一送電されても自宅内では通電火災が起きる確率を減らせるというもの。
動画で紹介している方がいたのでのせておきます。
さいごに
一番はしっかりとした住宅に住むことが大切ですが、二次災害に巻き込まれないようするためにもこういうツールを使ったほうがいいですね。番組の中でいっていたのはこのツールの普及率は6%とまだまだ低いこと。
これが広がればいいなぁと思ったのでした。
それでは!