結論:高層階のメリットは景色と夜景です。デメリットは一年中続く強い風、上の階ほど高くなる価格、エレベーターの待ち時間です。
なぜ重要か:風が強いと洗濯物を外に干せず、264世帯にエレベーター2機という例もあるからです。
次にすべきこと:
- 内見で窓を開けて風を確かめる
- 世帯数とエレベーターの台数を確認する
マンションの高層階は、なんといっても眺めが良いのがメリットです。一方で、風がとても強い、価格が高い、エレベーターに時間がかかるといったデメリットもあります。時間とお金に余裕があり、室内干しや宅配をよく使う暮らしの方なら、高層階でも不便なく暮らせると思います。
こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
昔の写真データを見ていたら、工事現場で働いていたころの写真がいくつか出てきました。
私は大型マンションの現場で働いていて、一日の大半を高層階で過ごしていました。高層階にあこがれる方が多いのは承知のうえで、そのときの経験から、高層階のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
高層階のメリット
景色が抜群にいい

高層階を選ぶ理由の上位に入るのが、眺めの良さだと思います。
これは千葉県のあるマンションからの眺めです。東京湾を一望できます。毎日こんな景色を眺めて暮らせたら、毎日すがすがしい気持ちで過ごせるかもしれません。

これも千葉県のマンションからの眺めです。夜になると、東京都心のビル群の夜景まで見えます。夏には、各地の花火大会を自宅から眺めることもできます。

これは都心のビルからの眺めです。「東京の都心に住んでいるんだ」と、ワインでも飲みながらゆっくりしたい気分になりますね。
このように、高層階はとにかく眺めが良いです。
高層階のデメリット
| デメリット | どんなことが起きるか |
|---|---|
| 風が強い | 窓を開けると強風が入る。洗濯物を外に干せない |
| 価格が高い | 上の階ほど価格が上がる |
| エレベーターに時間がかかる | 忘れ物を取りに戻るのが大変。朝は各階に止まることも |
風が強い
意外と見落としがちなのが、風がものすごく強いことです。
特に海に近いマンションは、眺めは抜群ですが、窓を開けると強い風が吹き込んできます。そよ風というレベルではありません。季節によってだけならまだいいのですが、多くの場合、一年中強い風が吹いています。
もちろん、洗濯物は外に干せません。
雪の日に高層マンションの共用廊下で撮った動画では、雪が下から舞い上がってくる様子が見られました。ビル風が回り込んで、下から上に風が吹いている状態です。
価格が高い
言うまでもありませんが、上の階になるほど価格が上がります。
マンションの広告で「4,980万円から」といった文字を見かけますが、上の階は1.5倍から2倍はすると考えていいでしょう。
エレベーターに時間がかかる
「あっ、忘れ物」と思っても、上の階だとエレベーターに時間がかかります。時間のない朝に、エレベーターが各階に止まることも珍しくありません。
あるマンションでは、264世帯が住んでいるのに、エレベーターは2機でした。下に降りてまた上に戻ることを考えると、エレベーターを待つ時間もばかにできません。
ちなみに、エレベーターに鏡がついている理由はエレベーターの鏡は何のため?で紹介しています。
高層階を選ぶ前に確認したいこと
ここまでの経験をふまえて、高層階の物件を見るときに確認しておきたいことをまとめます。マンションによって違うので、気になる点は不動産会社や管理会社に聞いてみてください。
- 窓を開けて風を確かめる:内見のときに窓やベランダの戸を開けて、どれくらい風が入るか確かめてみましょう。
- 洗濯物をどこに干すか考える:外に干せないことを前提に、室内に干す場所があるか、浴室乾燥機などがあるかを見ておくと安心です。室内干しのコツは室内物干しの記事にまとめています。
- エレベーターの台数と世帯数:何世帯に何機あるかを確認し、できれば朝の時間帯にどれくらい待つかを見ておくと、毎日の暮らしをイメージしやすくなります。
- 宅配ボックスがあるか:高層階では、荷物を受け取るたびに下まで降りるのは大変です。宅配やお取り寄せをよく使う方は、宅配ボックスの有無や数も見ておくと便利です。
- 何階まで必要か考える:眺めを重視するのか、価格や上り下りの手間を重視するのかで、ちょうどいい階は人によって違います。同じ建物で階の違う部屋があれば、くらべてみるのもおすすめです。
- ベランダの向き:景色だけでなく、日当たりや風の向きにも関わります。向きごとの特徴はベランダの向きの記事を参考にしてください。
- 共用部の様子:共用廊下に風が吹き込むつくりかどうかも、内見のときに見ておきましょう。内見で部屋以外に見るべきポイントの記事もどうぞ。
- 窓の赤い三角マーク:マークのある窓の意味と住む人の注意点は窓の赤い三角マークの記事にまとめています。
さいごに
時間とお金の両方に余裕がないと、高層階は住みにくいと思います。
洗濯物は室内干しにするか、業者さんに取りに来てもらうクリーニングを使う。買い物は宅配やお取り寄せをよく使う。そんな暮らし方の方であれば、特に不便なく暮らせると思います。
一年の大半を高層階で仕事していた、元現場職人の感想でした。
