こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
ここのブログで何度も土地の値段と家賃は比例する関係にあるという話を書いていますが、国土交通省より平成28年1月1日現在の住宅地における公示価格が発表されました。
住宅地の公示価格と家賃相場
出典:国土交通省ホームページ 東京圏の沿線別駅周辺住宅地の公示価格例
(http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2016/11.html)
中野(538)って書いてありますね。単位は千円なので53.8万円/m2ということになります。坪に換算すると178.07万円/坪ということですね。このデータは駅からおおむね1km程度にある標準値のデータだそうです。1000mなので不動産表記でいえば徒歩12.5分ぐらいの土地の値段といってもいいかもしれません。
さて以前にご紹介した中央線の家賃相場表。
中央線の家賃相場まとめ
https://www.kurachic.jp/column/1019/
この時のデータによれば中野駅徒歩10分の1Kで風呂トイレ別の相場が8.7万円という相場でした。
さきほどの公示価格の山手線の中のエリアの土地の価格はやはりすごいですね。四ツ谷(3,480)、麻布十番(1,900)
そして人気のある東横線沿線も中目黒(761)、田園調布(632)という数字です。
中野(538)=8.7万円(1K 風呂・トイレ別)という家賃相場を考えると、少なくとも8.7万円以上の家賃でないと1Kで風呂トイレが別の物件には住めないという計算になります。東横線は馴染みがあるというか地方から出てくる方によくリクエストでいただくのですが、社会人1年目にしては相場としてはお値段のはるエリアになります。もし住めても設備や広さの贅沢はいえないような感じでしょうか。
上記の理由と同様に通勤も通学も楽だから四ツ谷に住みたい!という気持ちもわかりますが、相場的に難しそうですね。
平均よりいい部屋に住みたい場合は都心部から離れれば離れるほど地価の値段が下がっているので家賃相場6万のところで8万円の家を借りるとかするとかなりいい物件にめぐりあえる確率が高くなります。
人気のある場所はやっぱり高い
出典:国土交通省ホームページ 東京圏の市区の住宅地の平均価格等のデータを暮らしっく不動産独自でグラフ化したもの http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2016/12.html
東京23区の区別の住宅地の相場表をグラフにしてみました。
千代田、中央、港、文京、目黒、渋谷区は1m2あたりの価格が75万円を超えています。
人気のある区=地価が高い という構図です。
上昇しているのは一部の地域
出典:国土交通省ホームページ 東京圏の沿線別駅周辺住宅地の公示価格例
(http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2016/pdf/09.pdf)
全国区的な住宅地の変動率でいえば下落傾向にあるものの、一部の地域では上昇傾向にあるようです。
都市圏が多いような気がします。
この細かなデータも見てみたのですが東京23区にいたっては全ての区で上昇しています。
下がっているのは地方都市が多いですね。
さいごに
やっぱり東京は高いですね。
全国の人が集まってくる東京。
通勤ラッシュに悩まなくてよくて地価が安くて、環境がいいところ。というのはみんなが考えること。
なかなかないのが現実です。(そういうところはすでに発見されてそれなりの開発やまちづくりやコミュニティができている→そこから同じ時間ぐらいに同じエリアに出勤→通勤ラッシュという構図ですね。)
それでは。