こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

皆様から沢山のお部屋探しのオーダーをいただいておりますが、特に女性からの要望が多い設備が"オートロック"です。

  • 居住者が出た時に入られたらあまり意味がない
  • 新聞の営業などを撃退する意味では使える

等、賛否両論ある設備の一つではありますが、リクエストが多い設備であることは間違いありません。
オートロック付きの物件を探すうえでのポイントを今日は書いていきたいと思います。

1.オートロック付きの物件が多いのは6F建て以上の建物


建物の階数別、非木造の共同住宅でオートロック式の物件の割合(全国)

4階建て以下 15.0%
5階建て 24.3%
6〜7 53.7%
8〜10 63.0%
11〜14 62.8%
15階建て以上 89.8%

参考:総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査 住宅の設備より一部抜粋
http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/pdf/nihon02-5.pdf

平成25年のデータにはなりますが、非木造の共同住宅のうち3割強の物件でオートロックがついているとのこと。階数別にみた場合、6階建て以上の建物からオートロックの比率が半数以上になっているのがよくわかります。
もちろん木造の2F程度の建物でもオートロックがついている物件というのは存在しますがあくまでも数字で見た場合は非木造の6F以上の建物であればオートロックがついている可能性が高いことがわかります。

ちなみに前面の道路の幅や都市計画によって建てていい建物の高さが決まっています。
街を歩いた時に、大通り沿いの物件は高層の建物が多く、住宅街の物件であれば3F建て程度のものが多いことがわかるかと思うのですが、そこから考えると、非木造でオートロック付きの物件は大通り沿いに多いということが予測することができます。

2.オートロック付きの物件が多いのは平成8年以降の建物

建物の年代別、非木造の共同住宅でオートロック式の物件の割合(全国)

昭和35年以前 6.3%
昭和36年から45年 3.4%
昭和46年から55年 4.9%
昭和56年から平成2年 17.7%
平成3年から7年 35.4%
平成8年から12年 51.8%
平成13年から17年 60.3%
平成18年から22年 63.5%
平成23年から25年9月 65.6%

参考:総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査 住宅の設備より一部抜粋
http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/pdf/nihon02-5.pdf

一般的には1977年(昭和52年)から1979年第四次マンションブームの頃にエントランスに
オートロックが導入されはじめたと言われています。導入されはじめてジワジワと広がり、50%を超えるマンションに導入され始めた平成8年以降の物件であることがよくわかります。それ以前にも数%はついていますが後からリフォームなどで追加設備として付けたものと推測されます。

3.オートロック有りにするということは 物件数と相場

非木造でオートロック有りの物件にするということは、次の可能性が高くなります。

  • 築20年程度以内
  • 建物の階数が高い建物
  • 大通り沿いの物件の可能性が高くなる
  • (高層の建物に多いので)エレベーター付きの物件の可能性

これによって変わってくるのが家賃と物件数なのですが、どれぐらい変わるのかは以前に記事にしています。

オートロック有り無しの賃料と物件数の比較

https://www.kurachic.jp/column/1014/

オートロックがついたことにより必然的に築年数も新しくなるために家賃相場が上昇していると考えればいいと思います。

  • オートロック有りにしたいけど家賃は下げたい
  • ネットで物件を探していたら築年数を古くしたのにオートロック付きの物件が出てこない

という人もいるかと思いますが、築年数が古すぎるとそもそもオートロック付きの物件が少ないから物件が増えないということを意味しています。
目的の住宅設備がいつ頃から登場し始めたのかを調べておくといいかもしれません。

それでは。