2016/02/26

悪質な不動産広告「おとり物件」に歯止めを

部屋探し
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こんにちは暮らしっく不動産の門伝です。

先日のおとり物件の続きになります。
一連の詳しい経緯はこちらをご覧ください。

アパマンショップにおとり物件として使われたので、おとり調査をしてみた。(暮らしっく不動産)

先週の火曜日、アパマンショップのFC店であるネクサス・ジャパンさんと話し合いを行いました。
おとり物件、不正広告を行ったこと事実確認、謝罪、今後の改善策などを約束をし、話し合いを終えました。
先方のコメントはここでは公表できないとのことなので、ネクサスジャパンのホームページなどをご覧いただければと思います。

ネクサスジャパン ホームページ

今回、アパマンショップが悪いといような反響も見られますが、このような不正広告を行っているのはこの業者だけはありません。
アパマンさんにも良いお店はたくさんありますし、良い担当者の方もたくさんいらっしゃいます。
「アパマンが悪いことをした」というような見方はしてほしくありません。

問題はこのような不正広告が野放しにされているところにあります。


不正をした業者を叩いても何も変わりません。
不正を防ぐ仕組みが出来ること、これが重要だと思います。


また今回のことで、テレビ東京のワールドビジネスサテライトから取材がありました。
一般の人の声が報道機関に届いた形になります。
おとり物件の実態、見分け方などについて話しています。 

放送は、今夜23時からです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/

おとり物件は「あるある詐欺」

「おとり物件」とは、実際には存在しない物件、募集していない物件で、集客する不正広告のことをいいます。
予約して来店したら「もう終わった」と言われるようなものが代表的なパターンです。

その情報が本当だったのか、一般の人にはわかりません。
おとり物件で騙されても気付かない人がほとんどだと思います。

不動産情報は不動産業者しか見ることができません。 全く嘘の情報を出しても消費者には見分けがつきません。
広告のルールは存在しますが、取り締まる側も取り締まりきれないのが現状です。

今回のケースも、成約済の物件を見れるということで案内がありました。


おとり広告について詳しくは、不動産公正取引協議会のHPをご覧ください。
http://www.sfkoutori.or.jp/kiyak/nettekiseika.html

アパマンショップ(ネクサスジャパン)との話し合いについて

当初、アパマンショップとの対談を全て書こうと考えていたのですが、ぼくらがやりたいのは相手を叩くことではありません。
「おとり物件」というものが不動産業界に未だ存在しているという事実を消費者であるみなさんに知ってもらいたい、というのが本意です。


対談の内容や雰囲気を少し書くとするならば、彼らはサラリーマンであり、各々の会社や個人の生活やノルマを守るのに必死であるということです。
自分、家族を守るためなら過剰なこともやっているという現実。
嘘ついてまで仕事して善良な心は痛まないのか?という気持ちにもなりますが、長く不動産業界にいるとその心までもが蝕まれていくのかもしれません。

騙そうと思って悪いことをする人は基本的にいないと思います。
いろいろな不安や恐れなどから不正広告を行ってしまったのだと想像します。

日本の不動産取引は不透明

不動産取引は見えにくい部分が多いです。
売買では 情報を囲い込んだり、賃貸では、今回のようなおとり広告で消費者に嘘をつくとか、退去時の原状回復費用を多く見積もったり、敷金を返却しなかったり、不正をしようと思えばいくらでも不正を行えます。

不動産売買の囲い込み 不動産業界の暗部 独自取材(WBS)


このようなことから不動産業を営むには免許制で厳しいルールもありますが、不動産取引はややこしく、実際に不動産業務をやらないと不正も見つけにくいです。
国土交通相が厳しい規制を作っていますが、なかなか取り締まり出来ずにいます。

本来であれば誠意を持って不動産取引を行うべきですが、不透明な部分を悪用している業者もいるというのが現状です。


知らない人も多いと思いますが、日本の不動産取引は世界的に見て不透明だと言われています。
南アフリカを悪くいう訳ではありませんが、2010年のW杯時に治安問題で騒がれた南アフリカよりも信頼性が低いとされています。

南アフリカと日本、どっちの不動産屋が信頼できる?(暮らしっく不動産)

最後に

人それぞれライフスタイルも違うので、自分に合う不動産を探すには大変な労力と時間を必要とします。
部屋探しをする人にとって時間はとても貴重です。 部屋を探す以外にもやることはたくさんあるでしょう。
部屋探しのお手伝いを仕事とする不動産屋が、その人たちの貴重な奪ってしまうのはあってはならないことだと思います。

おとり物件はすぐにはなくならないと思います。
現状では騙されないように、消費者が気を付けるしか方法はありません。
これから部屋探しをする方は以前気を付けるポイントとしての記事を書いているので参考にしていただけたらと思います。


要注意?!おとり物件を見分ける5つのポイント(暮らしっく不動産)


本来「あるか、無いか」というシンプルなことなのに、なぜか複雑な不動産。
もっとシンプルに分かりやすくなればいいなと思っています。

今回のことでおとり物件にが少しでも減ることを節に願います。

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著者
門傳義文
門傳義文

(株)ラインズマン 代表取締役 宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級。

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