結論:家賃6.5万円の部屋なら、初期費用・家電家具・引越し代で約45万円の貯金が目安です(2016年時点の試算)。

なぜ重要か:初期費用だけで家賃の4.5〜5倍かかると言われ、思いつきで引越すとお金が足りなくなります。

次にすべきこと:

  • 借りたい家賃で必要な金額を計算する
  • 引越し時期から逆算して毎月貯める

こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

一人暮らしを始めるには、家賃6.5万円の部屋で約45万円の貯金があると安心です(2016年時点の試算)。内訳は、物件の初期費用、家電や家具の購入費、引越し代の3つです。

初めての一人暮らしは、なにかと不安です。特に「いくら必要なのか」というお金の面ですね。初期費用はいくらなのか、貯金はいくらぐらいすればいいのか。この記事では、そんなお話をします。

一人暮らしの引越しにかかる3つの費用

引越しは、なにかとお金がかかるものです。なにはともあれ、まずはお金を貯めましょう。

引越しには、大きく分けて次の3つの費用がかかります。

  • 物件にかかる初期費用
  • 新しく家電や家具を買う費用
  • 引越し業者に払う費用

物件にかかる初期費用

物件の初期費用は、一般的に家賃の4.5倍から5倍ぐらいかかると言われています。

たとえば家賃6.5万円の部屋を借りるなら、5倍で計算して初期費用は32.5万円です。

初期費用には、敷金・礼金、仲介手数料、前家賃などが含まれます。物件によって中身が違うので、費目ごとの目安や見積書の見方は賃貸の初期費用の記事で確認してください。

家電や家具を買う費用

家電や家具を買うお金も考えておかなければいけません。最低限必要なものを挙げてみます。

  • 洗濯機
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • テレビ
  • 炊飯器
  • ラック

どのランクのものを買うかで値段は大きく変わりますが、よく言われる目安は最低でも10万円です。

中古品でもよければ、値段は下がっていきます。中古の市場も盛んなので、リサイクルショップを上手に使えば10万円より安くすることもできます。

引越し業者に払う費用

自分で運べば、レンタカー代の1万円ぐらいで済むかもしれません。ただ、友達に手伝ってもらうとご飯をごちそうしたりと、いろいろ余計なお金がかかります。結局、引越し業者に頼むのと大差がなかった、ということにもなりがちです。

遠距離の引越しなら、全国にネットワークがある大手の業者が安心です。近距離なら、安い業者もけっこうあります。レンタカーを借りるより安いくらいの業者もありますが、人気のところは予約が取りにくいこともあります。

ここでは、荷物を専用のボックス1つ分で運ぶ単身向けのサービスで、東京から神奈川への料金が21,000円だった(2016年時点)ので、21,000円で考えます。

合計すると約45万円

3つの費用を足してみます。

費用 金額(家賃6.5万円の場合)
物件の初期費用(家賃の5倍) 32.5万円
家電・家具 10万円
引越し代 21,000円
合計 44.6万円

家賃6.5万円の部屋を借りようと思うと、約45万円の貯金が必要になりました(2016年時点の試算)。

ここから節約をしたり、うまくやりくりしたりすれば、30万円台にすることも可能だと思います。それでも、引越しにはそれなりの貯金がいるということがおわかりいただけたでしょうか。

いきなり思いつきで引越し、というわけにはいかないのです。

初期費用・引越し・家具のそれぞれの内訳は、一人暮らしに必要な費用でもくわしく紹介しています。

自分の場合の金額を計算してみる

上の試算は、家賃6.5万円の場合です。借りたい部屋の家賃に合わせて、自分の場合を計算してみましょう。

  1. 家賃を決める:毎月無理なく払える家賃を考えます。収入から家賃を考える方法は新卒の家賃はいくらまで?の記事を参考にしてください
  2. 初期費用を出す:家賃に4.5〜5をかけて、おおよその初期費用を出します
  3. 家電・家具の費用を出す:実家から持っていけるもの、新しく買うもの、中古で済ませるものに分けて考えます
  4. 引越し代を出す:荷物の量と距離で変わるので、いくつかの業者に見積もりをとります
  5. 合計を、引越しまでの月数で割る:毎月いくら貯めればいいかがわかります

初期費用は物件や時期、不動産会社によって違います。正確な金額は、気になる物件が見つかった段階で見積もりを出してもらって確認してください。

費用をおさえるためにできること

貯金が目標に届かないときは、次のような方法で費用をおさえられることがあります。

  • 家電・家具は中古やおさがりを使う:リサイクルショップを使ったり、家族や知人から譲ってもらったりします
  • すぐに要らないものは、あとからそろえる:テレビやラックなどは、住み始めてから必要に応じて買っても困らないことがあります
  • 引越しは荷物を減らしてから:荷物が少ないほど、引越し代は安くなりやすいです
  • 初期費用の中身を確かめる:見積書を見て、必要な費用かどうかを担当者に聞いてみましょう

ただし、初期費用が安い物件には、その分ほかの条件が厳しいなどの理由があることもあります。安さだけで決めず、契約の条件まで確認してください。

まずは貯金から始めましょう

一人暮らしを始めるには、思っている以上にお金がかかります。部屋探しを始める前に、まずは必要な金額を計算して、貯金を始めましょう。

お金の準備ができていれば、気に入った部屋が見つかったときに、迷わず申し込むことができます。